アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

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5/28,29の重賞振り返り

5/28

・葵ステークス 中京1200m芝 晴・良

予想

◎シゲルファンノユメ 6着 5人気

 

今年からG3に昇格したレース。気性的に長い距離を使えないようなスプリント志向が強い馬が揃う。逃げ経験のある馬ばかりで、ペースもファルコンSのような超前傾ラップを想定。前半3F33秒台の1200m戦を追走して結果を残したことがある馬を中心視する。対象はトップキャスト、シゲルファンノユメ、ウインマーベル、カイカノキセキ、ブレスレスリー、ニシノレバンテ。

馬場が差し有利なのと先行勢はポジション次第になって誰が抜け出してくるか見極めるのが無理ゲーなので、外差しを選ぶことが確実なシゲルファンノユメの複勝一点張り。

 

◎シゲルファンノユメ

ポジションを取れず最後方からになってしまうのが弱点。末脚は確かなものがあるので、今の外伸び馬場なら外へ出すのがスムーズなら直線だけで届くと見ている。馬群の長さと鞍上の捌き次第。

 

反省

1着 ウインマーベル

1頭だけ57㎏を背負いこのペースを先行しながら突き抜けて快勝と、ここは力が違う内容だった。ファルコンSも直線で挟まれる不利がなければ好走出来ていたのではないだろうか。斤量とオッズなりの能力だと思っていて強さを見抜けなかった。

6着 ◎シゲルファンノユメ

先行馬群から後ろに3頭いて、更に離れてその後ろという位置からでは流石に前と距離がありすぎる。17頭立てでこの競馬はちょっと無理。一頭だけ違う上がりを使っていて能力は通用するレベルにあったが、この不器用さでは狙いどころが限られてしまう。

 

2着以下は3歳オープンの標準レベルに見えてレース後になっても能力比較が難しい。コーナーを馬なりで回って前から4着に粘ったウインモナークは評価したい。

モチベーションの上がらないレースで予想も買い方も投げやりになった。賭けた分がなくなったのが悲しいだけで真面目に反省する気も起きない。

 

 

5/29

東京優駿日本ダービー) 東京2400m芝 晴・良

予想

◎ドウデュース 1着 3人気

○イクイノックス 2着 2人気

▲ジオグリフ 7着 4人気

△ダノンベルーガ 4着 1人気

プラダリア 5着 5人気

 

高速馬場で地力が問われるレース。クラシック組にとっては未知の距離、気温や大観衆の目の前となるスタンド前発走など3歳馬にとっては懸念点が多いため、競走馬として総合的に完成度が高く精神面で崩れにくそうな馬から評価をつけた。イクイノックス、ジオグリフはパドック時点まで同列か逆くらいの評価だった。

買い目は◎単勝、◎-○▲馬連、◎-○▲-印の3連複。

 

◎ドウデュース

メンタル面で最も信頼を置ける点が決め手。皐月賞で最も強い競馬をしたのはダノンベルーガではなくこの馬であり、能力でも当然1,2を争う存在。皐月賞はゴール後も伸び続けていたことと、折り合いが完璧なので距離は全く不安に思わない。枠順も上位馬の中では競馬がしやすい場所に入っていて順当なら勝ち負け必至。弥生→皐月→ダービーはマカヒキワグネリアンも通った友道厩舎の黄金ローテであり、鞍上もここを最大目標にした騎乗を続けてきているので当然ここもメイチ。

○イクイノックス

前走はちぐはぐな競馬になりながらの2着であり下位評価の馬には能力面でやや上回っている。大外枠で折り合いを欠いて最後に甘くなった皐月賞からまた大外に入ってしまい、今回も折り合えるかが最大の焦点になる。パドックの気配から十分にリラックスできており戦える状態にあると判断して2番手評価に。

▲ジオグリフ

皐月賞は神騎乗だったとはいえ圧勝と言える内容で能力面から軽視できない。前走完璧に乗った福永騎手の継続騎乗なのは心強いが、レース前では折り合いやゲートへの消極コメントを出している点は気になる。パドック時点から物見が多く、落ち着いてレースに臨めるか。

△ダノンベルーガ

共同通信杯はジオグリフとの勝負度合い、斤量、スムーズさで差があり、内容を過剰に評価することはできない。ピッチ走法寄りの馬で道悪は苦にしない馬だと思っているので皐月賞もほとんど着順通りの評価をしている。左右のトモのバランスの不安、予定外に皐月賞を使ったこと、追い切りを攻め過ぎている点とずっと在厩で緊張が続いている点からメンタル面にも不安が大きい。案の定返し馬での入れ込みや発汗が目立っていた。

プラダリア

皐月賞組とは全く勝負付け出来ていないが、青葉賞は珍しく中盤で大きく緩まない実戦的なラップで進み、3コーナーでは自分から動いて長いスパートに入り最後まで伸び続ける強い内容で、時計面とレース内容から十分に通用しうると判断。皐月賞組が全員2桁馬番を引く中で内枠から先行してロングスパートでの粘り込みが出来るので立ち回りで優位に立てそう。

 

反省

1着 ◎ドウデュース

メンタルの強さとダービーを目標にした臨戦過程が合わさって快勝。欠点が見つからず、やはり馬の総合的な完成度で世代の一つ上を行っていた。これだけの馬を正しく評価出来たことを嬉しく思う。

2着 ○イクイノックス

3着以下には力の差を見せつけ、勝ちにほぼ等しい内容。皐月賞は壁を作れず見苦しい内容だったせいか後方待機で工夫してきたが、他の有力馬に目標にされない位置で競馬が出来た反面位置取りの分で前に届かず、勝ち馬との自由度の差が出た形。4コーナーで前の馬群に追いついたところでは外ではなく内を選択し距離ロスを抑えて直線に入るという並みのジョッキーには出来ない捌きで迫っていて凄かった。皐月賞の時に感じた距離不安は折り合いによるものだったらしく、しっかり2400mをこなしてきた。手前替えも素早く最後は一完歩ごとに差を詰めていて、控える競馬の方が持ち味が出そう。

3着 アスクビクターモア

プラダリアを評価するなら同じ内枠から同じ立ち回りが出来るこっちを買わないのはおかしい。能力比較が出来ていない、勝負付けが済んでいない未知の魅力にとらわれた人間。切れない代わりに持続的に足を使えるのが良い所で、途中で極端に緩まず上がり勝負にならなかったのが味方した。前の馬にとってはかなりタフなレースだったはずなので更に距離が伸びても良さそうに見える強い内容だった。

4着 △ダノンベルーガ

レース前から入れ込んでいて、追い切りの時から感じた不安の通り当日のテンションが難しくなっていたのが最後の伸びに影響していたと思う。そうでもなくとも右トモの不安というハンデがあり、直線を右手前に頼って駆け抜けないといけないのはこのレベルになると影響が大きいはず。

5着 △プラダリア

青葉賞のロングスパートを評価しての印だったが、アスクビクターモアに完敗。長く良い足を使えて前からの粘り込みでワンチャンスあるという評価は悪くなかったと思うが、思ったよりペースが流れたのと単純に力が足りていなかった。

7着 ▲ジオグリフ

パドック時に感じた不安の通りか、前走からは考えられないほど折り合いを欠いていて皐月賞がたまたま上手くいっただけに思えるほどだった。今後ジオグリフを強く狙う時はパドック-返し馬まで注意深く観察して決めたい。皐月賞の手応えから2400mも持つように思えたが、今回は折り合いが悪すぎて自爆したので適性が掴めなかった。

 

身体能力以外を含めた完成度という視点で予想を組み立て、実際にレース運びにおける精神面の強さで明暗が分かれる結果となって良かった。嵌まった時の爆発力の魅力に引っ張られなかったのは予想力の成長を感じる。

◎→○の決着なのにまた禁止したはずの3連複で破壊された。禁止。

 

 

目黒記念 東京2500m 晴・良

予想

アリストテレス 17着 5人気

 

ダービーの裏開催のため事前予想一切なし。ダービー終わって新潟12R、中京12Rをやった後の10分だけで決めた。パラダイスリーフ、バジオウ、マカオンドールが買わなくていい謎人気の馬のため能力に対してオッズがついているこの馬の複勝1点だけ握って観戦。

 

反省

1着 ボッケリーニ

同じく57.5㎏を背負って前を捉えられなかった中日新聞杯が不満な内容で、斤量を背負ったハンデ戦では最後の一伸びを欠いている印象で積極的に手を出せず。ハンデ重賞で57.5㎏を背負って勝ち切った価値は大きく、充実を感じさせる一戦だった。宝塚記念で投票しているのでこの馬に勝ってほしい気持ちはあった。これを読んでいる人も投票してください。

17着 ◎アリストテレス

馬が前進気勢を失っており全く競馬に参加していない。枯れた馬に認定します。

 

予想をほぼしていないため反省する気が起きない。ちゃんと考えていたらボッケリーニとマイネルウィルトスは買ってる可能性がある。