アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

阪神外回り実力ゲーの公式ブログです

7/24の重賞振り返り

中京記念 小倉1800m芝 曇・良

予想

◎ファルコニア

○ミスニューヨーク

▲カイザーミノル

△ダブルシャープ

 

高速馬場の小倉競馬場、サマーマイルシリーズで1600mが主戦場の馬も多く、マイル的な追走力と3コーナーから残り4Fのロングスパートを走り切る持続力が求められる舞台。道中のスピードの点から2000mよりは1600m的な馬から買いたい。馬場は開催が進んで外を回すことが致命的な不利にはならない程度に内が微有利なくらい。

買い目は信頼度の高い◎から印にワイド流し3点。

 

◎ファルコニア

瞬発力-持続力戦と展開問わず好走歴があり、能力的に足りる舞台なら堅実に走ってくる馬。ここも凡走する理由が見つからなかったので素直に本命。

○ミスニューヨーク

去年4着から斤量も増えているが、去年より相手関係も少し楽になっていてある程度走ってくるはずなので相手評価。中山牝馬Sのように内枠から内に拘る立ち回りが嵌まる可能性が高そう。

▲カイザーミノル

このレースをマイル戦として捉えた時に能力的に買っておきたい。内枠を引けたのも強調材料で、ミスニューヨークと同じく内を先行する立ち回りでの粘り込みが見込まれる。

△ダブルシャープ

同コースにおける好走歴から舞台適性で評価。能力的にはギリギリ足りるくらい。

 

反省

1着 ベレヌス

スタートから楽にハナを取り切り、自分のペースに落として逃げ切りとなった。条件戦で走っていた2000m戦では先頭からロングスパートでの逃げ切り勝ちを繰り返してきた馬で、自分のペースで行けたらこれくらい走るのも納得するところ。このレースは1600m戦の意識を強く持って予想をしていたので直近の1600m戦の内容ばかりを注目していて、スローペースから3F戦のような前残りが目立つレースでしか走れておらず、今回は4Fの持続戦が予想される上に特にもっと早いペースで逃げるベステンダンクが前を行きこの馬のペースにはならないと考えていたので余裕で消した。去年の中京記念や小倉日経オープンのラップを参考すればこの馬が走れるバランスになる事は見抜けるはず。

2着 カテドラル

終わったと思ったら終わってなかった。終わってなかったら走るか。初ブリンカーの前走はノーカンとしても今年に入ってからの2戦から明らかにパフォーマンスが上がっていて、復調気配を追い切りの様子などから全く感じることが出来なかったので無理。騎手が変わってやる気出たのかも。

3着 ◎ファルコニア

能力的に抜けて強いわけではないので勝ち切れないのは想定内。いつも真面目に走っていて信用できる。

4着 ○ミスニューヨーク

内の立ち回りの優位性込みで圏内としたが、向正面で位置が悪くなってしまった。正攻法の競馬になるとこれくらいの結果になるのは妥当か。ゴール前の不利がなくても着順が変わっていなさそう。

10着 ▲カイザーミノル

1400-1600mが守備範囲の馬にとって4Fの持続戦はタフすぎたか。この馬の戦歴を見ても掴みどころがなく、特徴がよくわからないまま買ったり買わなかったりしている。3F戦だった1800mの毎日王冠は相手なりに走れた上でハイペース消耗戦だった1600mのダービー卿では意外に見せ場がなかったことからも、タフなこの舞台が合わないことは予想できたかもしれない。

14着 △ダブルシャープ

この馬の同コースでは最速のテンの入りとなっていて追走スピードで苦労していたか。1600m向きで考えていたのに2000m寄りの馬を買っているし能力的にも展開がハマってギリギリ3着争いくらいなので、この点数と人気で買い目に入れるのも理性的とは言えない選択だった。

 

去年の中京記念と全く同じ1000m通過59.9秒からの4F持続戦というこのレースでしか起こらないようなペース配分となっており、1600m戦を使う馬にとって他では求められないような特殊な適性が噛み合った馬が好走してきた印象が強い。

1,2着馬の激走が全く想定できなかったので◎-○のワイドでほぼ当たると思っていた。信頼度と比較しても○に対してそれ以下の印があまりにも抑えで入れただけなので日和らずに◎-○のワイド1点で買う潔さが必要。

7/16,17の重賞振り返り

暑いし天気も悪くてやる気が出ない

モチベ自体もG1が毎週のようにあった時期からの落差で燃え尽き気味

 

7/16

函館2歳ステークス 函館1200m芝 小雨・稍重

 

予想

◎ブトンドール 1着 4人気

○アスクドリームモア 9着 5人気

 

開催が進んで時計を要する馬場になってきたところに稍重でかなり力のいる馬場になった。最終週でもまだまだ内側は使えていて内外の差がない印象。

このレースは例年ハイペースの消耗戦になるようで、新馬を楽なペースで逃げ勝ちをしている馬は信用しづらい。

新馬戦のタイムは開催が進むごとに徐々に時計が掛かっている傾向があるのと、馬場から純粋なスピード能力では決まらないので参考にしない。

買い方は趣味の自覚があった○を相手に入れずに◎の単勝複勝、○の単勝をちょっと。

 

◎ブトンドール

同コースを稍重で勝利した一頭。新馬戦ではまだ内側有利な馬場を外枠から捲り気味に動いて着差までつけての完勝と内容も秀逸で、舞台適性以上のポテンシャルを感じたことから本命に指名。

○アスクドリームモア

外枠から捲って勝つ強い勝ち方をしていて好みだった。ゲートが下手だったのと、ここに向けて十分調整している馬が多い中で2歳馬の連闘は流石に歓迎できないので趣味で購入。

 

反省

1着 ◎ブトンドール

外枠が不利にならないという馬場と展開読みが上手くいった。能力も見抜くことが出来て満足。

2着 クリダーム

このメンバーでは圧倒的にゲートが上手で、テンの速さも周りを上回っている。最後の1Fが13.1秒になるほどの消耗戦で前潰れの展開を粘り切っていてある程度の能力を感じられた。器用なタイプで鞍上との手も合っている印象で好感が持てる。

9着 ○アスクドリームモア

ゲートで外によれていた。連闘だった上に出負けから速いペースを無理に捲って潰れただけなのでほとんど度外視して考えても良いと思う。

 

久しぶりに判断材料が少ない2歳戦の難解さを実感している。夏競馬のうちはこういう無難な買い方が増えそう。

 

 

7/17

函館記念 函館2000m芝 雨・重

 

予想

◎アラタ 6着 2人気

 

スタートからコーナーまでの距離が長く下り坂から入るコースのためテンが速くなりやすい上に小回りコースの為、ハイペースのロングスパート戦になりやすい。

最終週でフルゲートのレースで4コーナーがゴチャつくに決まっているので、ある程度のポジションから自分で動いていけるような速いペースでの追走能力とコーナーでの機動力を持っている馬を選びたい。

買い目は◎の複勝1点。

 

◎アラタ

重賞では能力的に微妙に足りない面があるのは否めないが、3勝クラスの函館での勝ち鞍と福島記念の3着の内容から今回求める適性を持っている馬がこれしか見つからなかった。直近の2レースはラスト3Fの瞬発力を問われての敗戦なので気にしていない。能力の割に人気していて嫌な気持ちはある。

 

反省

ペースが速い以前に馬場が悪すぎて能力を出せていない馬が多かった印象。着差が付き過ぎなことからも不良に近いこの重馬場を苦にしていないかで明暗が分かれたレースだと言える。

 

1着 ハヤヤッコ

芝レース唯一の判断材料となる日経賞ではゴールまで一切隊列が変わらないような超スローペースを追走してそのままゴールしているだけなので一定のスタミナ性能がある事しかわからなかった。4コーナーでは手ごたえが違う様子で楽々抜け出していて、道悪も苦にしない馬が内枠から理想的な立ち回りをして出来過ぎた着順を取った印象はあるが、言われてみれば日経賞の内容で足りるのも納得なのでこの条件を走れると見抜けなかったのはこちら側の怠慢だったと思う。

2着 マイネルウィルトス

重賞での好走歴が超スローペースの東京2500mの2つだけでオープンクラスでも新潟開催の福島民報杯と、直線が長く広いコースでしか結果を出せていないことから嫌っていた。残り4,3F地点でレースラップが大きく減速したのが出遅れからの捲り競馬と噛み合った面は大きかったと思うが、こちらも速い上がりが出せず上がりがかかる条件の方が得意なタイプである程度走ってくる素地はあったか。

6着 ◎アラタ

4コーナーでかなり手応えが悪くなっていて、馬場を苦にして力を出し切れていない印象。能力的にもこれくらいと言われたらまあそうかもしれない。この条件を好走する適性はあったとは思うのだが、真相はわからなくなった。

 

前日とも違う馬場設定で、時間を追うごとに雨で馬場が悪くなっていたのでここまで酷い状態になっていることを織り込んだ予想が出来なかった。当日の馬場の変化による修正が必要だったレースなので、詳しい状況がわからないこともあって当てるのは難しかった。函館記念自体が実距離以上に長い距離で好走する馬の方がタフさや上がりのかかる条件が噛み合って結果を出しやすいのかもしれない。そもそもレース展開から勝ちやすい馬のポジションなどが全く想像できず予想が苦しかった。

7/3の重賞振り返り

CBC賞 小倉1200m芝 曇・良

予想

◎タイセイビジョン 2着 3人気 

 

このコースは3コーナーからの下り坂により強制的にスピードを出し続ける展開になりやすくバテ合いに強い特殊な適性が求められる。内を立ち回ってハイペースを前粘り出来る馬から買いたいところだが、あいにく信頼できる馬が見つからない。特に開幕週でイン前有利なことは全員が承知していて、ジョッキーも積極的に前を取りにいく意識が強くなり、この展開に耐性がある馬が出走馬の中にいないので前は総崩れになると想定。内側をロスなく立ち回って差し込んでくる馬にチャンスが生まれると考えた。

買い目は◎の複勝1点。実際は直前になって気が変わったのでゴチャゴチャしたものも買ったのだが、想定馬券はこれ。

 

◎タイセイビジョン

枠順と馬の能力と鞍上の信頼度込みで本命馬を決定。この馬にとっての勝ち筋は前崩れに賭けて中団から内側を回ってくるというものであり、この鞍上ならそれを実行してくれるだろうという信頼感がある。

1番人気 アネゴハダ

古馬オープン馬との初対戦で3歳牝馬中堅クラスの馬が通用するかわからないので一旦見学。フィリーズレビューの内容からも走りそうで能力的に足りる可能性はある。

2番人気 テイエムスパーダ

似たような展開が想定される葵ステークスが案外過ぎる内容。テンの速さも最速が葵Sで、2番目のフィリーズレビューは距離が長かったとはいえ惨敗。超ハイペースへの耐性に疑問が残るし、揉まれてすぐに脱落するようでは手が出せない。

4番人気 ファストフォース

出足がそこまで速いタイプではない上にリズムを重視しそうな鞍上であることと、外枠は苦しい。近走は能力的な衰えを感じていて、得意コースであること以外にマイナス要素があまりに多く流石に上がり目を感じない。

 

反省

1着 テイエムスパーダ

軽斤量馬にはスタートダッシュに大きくバフが掛かると考えてよいのだろうか、これまでの競馬では考えられないほど異常に出足がついている。函館SSのナムラクレア50kgでも同じことを感じた。力が足りていたのも意外だが、好枠から楽にハナを取り切れたことが好走要因か。葵Sの負け方のように脆い面があるのはまだ気になる。

2着 ◎タイセイビジョン

やってほしい競馬を完璧に遂行してくれた。言うことがない。

3着 アネゴハダ

あまりに展開に恵まれそうなので着内はありそうとは思っていたし、好枠から枠なりの競馬をしていてこれも特に言うことがない。ゴール前は大きくよれているなどスプリント適性で1着馬には着順通り劣っている可能性が高い。

4着 スマートリアン

勝ち負けに参加できないコース取りをするのも予想できたことなので買い目に入れなかった。初のスプリント戦で一定の強さを見せており、勝ち馬と全く逆の位置からここまで追い上げてきたことは覚えておくべきだろう。いつも過剰に人気しているので美味しく狙えそうにはない。

 

外の馬が案外だったので内枠を引いた前の馬が頑張れてしまったというのもあるが、古馬オープンのレベルをそこそこ信用していて3歳牝馬組との能力比較を間違えたのもある。条件戦で3歳馬が無双している点から5㎏以上の斤量差があるなら格上挑戦でも3歳馬が圧倒的有利であるとは言えそう。斤量差による出力の違いがあまりに漠然としていてうまく予想に組み込めない。スプリント戦では斤量差が内容に如実に出ていそうな感じはする。

またゴチャゴチャ買ってしまった。癖を矯正するまで複勝1点以外禁止にしようかな。

 

 

ラジオNIKKEI賞 福島2000m芝 晴・良

予想

◎ボーンディスウェイ 6着 1人気

○サトノヘリオス 3着 2人気

 

CBC賞と同じく内枠有利。距離延長組や前に行きたそうな馬が複数いることからペースはある程度流れる持続力戦になりそう。印には馬群の内側を通って立ち回りで優位に立てそうな実力馬を選択。

こっちもゴチャゴチャ買いそうだったがCBC賞の発走が遅れて買い目を調整する時間がなかったので◎の複勝1点になった。

 

◎ボーンディスウェイ

前進気勢があり堅実に能力通りに走ってくる馬の印象で、ここは力が足りていると見る。内枠から先行馬群を見る形で追走し、能力差で圏内になる想定。

○サトノヘリオス

能力通り走ったり全く走らなかったりを繰り返していて真面目に走ってくれるかわからない。ホープフルS皐月賞はこの馬にとって得意なタイプのレースだと思うのだが、力通りに走っている印象が全くない。鞍上もこの枠からなら内を立ち回って差し込む競馬を実現してくれそうで、馬のやる気さえ乗れば着内が堅い。

3番人気 フェーングロッテン

ブリンカーをつけて一変した馬。前走は単騎逃げが嵌まった形であり、ハナを主張したい他の馬がいて馬群に包まれそうな今回は能力が発揮できるか不明。

 

反省

1着 フェーングロッテン

まず馬群でもしっかり折り合って競馬するのが意外だったし、内を立ち回って伸びてくる競馬はサトノヘリオスやボーンディスウェイがやるものであってこの馬が出来るとは全く思っていなかった。正しくブリンカーで馬が一変したと言える内容で、揉まれる競馬でも最後まで真面目に走っていた。ボーンディスウェイはどっか行った。

2着 ショウナンマグマ

スムーズに行ければこれくらいの力はある。先行馬群がどうなるのか確信が持てなかったのと買い目を縮小していて手が出なかったが、真面目に買い目を組むなら間違いなく抑えるべき。

3着 ○サトノヘリオス

走る番だった。折り合いが難しいようなコメントがあるのでそういうこと。力関係と併せて見極めるゲーム。

6着 ◎ボーンディスウェイ

何故か外を回っていてはてなマーク。終いで切れる馬ではなく距離ロスが致命的なのと、単純に良いポジションを取りづらい1800m戦が忙しそうな感じはした。過去戦歴をよく見れば1800m戦が忙しいことは感じ取れたはずなのでその点は反省したほうが良い。振り返ってみるとかなり脳死気味に選んでしまったので本当にダメ。

 

本命馬を間違えてる時点で終わってはいるのだが、フェーングロッテンが信用できなかったのも辛かった。クラシック路線で見かけなかった馬が知らないパフォーマンスを出してくるので横の比較が難しすぎる。

6番を引いたボーンディスウェイが馬群の後ろ内側を追走してそこから伸びてくるという想定をしていて、終いが切れないこの馬がそんな動きを出来ると言う主張に違和感を持てなかった時点で思考の鈍りを感じるしょうもない予想だった。展開予想と勝ち馬の立ち回り方は概ね正しく想像できているのに実際のポジションを適当に決めつけて外すパターンも多い。

2022上半期の反省

平地65重賞中60回参加

22/60回的中 的中率36.67%

参加したうち出馬表見る以外ほぼ予想してないような重賞もいくつかある

 

馬券を外したうち本命馬が1着の時や○▲が馬券内といった買い方の工夫で的中出来たと判断できるレースは以下の通りで、それらを含めると35/60で的中率は58.33%

 

中山金杯 ○ヒートオンビート,▲スカーフェイス,△レッドガラン 4頭BOX/F
日経新春杯 ◎ステラヴェローチェ,▲ヨーホーレイク,△ヤシャマル 何でも
共同通信杯 ○ジオグリフ,▲ダノンベルーガ 3頭BOX
ダイヤモンドS ◎テーオーロイヤル 単勝
チューリップ賞 ◎サークルオブライフ,○ナミュール,☆ピンハイ ☆を買う
金鯱賞 ◎ジャックドール 単勝
阪神大賞典 ◎ディープボンド,▲アイアンバローズ,△シルヴァーソニック 3連単F
日経賞 ○タイトルホルダー,▲ボッケリーニ,△ヒートオンビート 4頭BOX
フローラS ○エリカヴィータ,△パーソナルハイ 4頭BOX/F
青葉賞 ○エターナルビクトリ,△ロードレゼル 4頭BOX
京都新聞杯 ○ボルドグフーシュ,▲ヴェローナシチー 4頭BOX/F
NHKマイルC ▲ダノンスコーピオン,△マテンロウオリオン 4頭BOX
平安S ◎テーオーケインズ 単勝(対抗以下を無理に選んだレースなので)

これらの全てが的中できるようにとは(オッズ的に難しそうなものもあるので)言えないが、少なくとも何個かは明らかに常識的な買い目にするだけで取れている。

レース予想自体はある程度のところまで来ていると感じていて一気の伸びしろが見込める部分がないので、今年の後半戦は買い方の大間違いでしょうもない落とし方をしないように気を付けていきたい。

 

レース予想の質と買い目の向上で、下半期は的中率45%を目標に頑張ります。

あと最近はオッズを気にしてゴチャゴチャ買いそうになるなど迷走気味になっているので地味な買い目を意識して堅実に的中していきます。

6/25,26の重賞振り返り

6/25

東京ジャンプステークス 東京3110m障害 晴・良

障害はパス。

 

6/26

宝塚記念 阪神2200m芝 晴・良

予想

◎ポタジェ 11着

○ディープボンド 4着

▲デアリングタクト 3着

△アフリカンゴールド、アリーヴォ 16、14着

×タイトルホルダー、エフフォーリア、ステイフーリッシュ 1、6、9着

 

有馬記念の内容からパンサラッサが前半1000m58秒、後ろの馬群が離れた位置で59秒程度で通過を想定。ハイラップを刻み続ける息の入らない消耗戦を得意とするスタミナに長けた馬から選びたい。参考レースはジャックドールとパンサラッサが居た大阪杯有馬記念

今の阪神はトラックバイアスが非常にきつく、特に内回りは4コーナーをインの内2頭目まで、前1/2頭目までの位置で回らないと人権がないレベルで厳しい。買いたい馬が外枠に入ってしまい、馬場の恩恵を受けられる馬と真逆で不可能。結局は舞台適性の方を大きく取って下位印に立ち回りで優位に立てそうな馬を中心に選択。

買い目は◎-○▲△-印の三連複、◎-○▲△の馬連、◎○▲のワイドBOX。

 

◎ポタジェ

ディープボンド、ギベオンと外からポジション争いをする。道中はある程度隊列が伸びることが考えられるので、どこかで内側2頭目くらいに潜り込んで競馬に参加できるポジションが取れれば後は好物のハイペースの小回りコースを食べるだけ。

○ディープボンド

スタミナが切れてからも何故か止まらない謎の馬で絶好の舞台。この馬が経験したことのないテンの速さになるはずなのでどこまで食らいつけるか、取れるポジション次第。

▲デアリングタクト

秋華賞で見せた競馬の内容から本質的には持久力戦に強いタイプだと解釈している。マイルG1で6番手を追走したように古馬になってからはポジションを取る競馬が出来ており、タイトルホルダーの後ろ2頭目くらいを取れそうな絶好枠を引けた。内に拘った立ち回りをすれば能力的には回ってくるだけで勝ち負けに食い込めるはず。

△アフリカンゴールド

京都記念が同一舞台で後半5Fで足を使い続ける驚異の内容で、前の馬には強くステイヤー質が問われたレースだった。大阪杯の内容からタイトルホルダーより前で競馬が出来そうで、今の馬場ならこの馬の粘り腰で残ってしまっても不思議はない。

△アリーヴォ

前に行きたい馬が多く、隊列の後ろに置かれる点で評価を落とした。前の馬が止まる展開で大阪杯と同じように内側を抜けてくる必要があるなど、少し注文が多い。

×タイトルホルダー

パンサラッサの番手が取れれば理想だが、アフリカンゴールドが前にいる形で力を出し切れない競馬になるはず。大崩れはしないはずも最後に甘くなって後続の余力がある何頭かに捕まりそう。この馬に先着できそうな馬が上位の評価基準になっている。

×エフフォーリア

状態面はともかく、大阪杯の時に指摘した不安要素が解決していない。インダメが出来そうな枠関係になったので噛み合った時の爆発力に敬意を表して抑えとしたが、後方追走になる上にハイペースへの対応力が問われて展開待ちにはなってくる。

×ステイフーリッシュ

ハイペースの2200m戦は好成績で枠関係が良い。常に相手なりにしか走っておらず強い馬を負かせるタイプではないので、他の先行馬が崩れるなら。

 

 

反省

1着 ×タイトルホルダー (4着 ○ディープボンド、16着 △アフリカンゴールド)

3頭が2番手で1000m通過58秒くらい。この位置を先行した3頭はスピードとスタミナを非常に高い水準で要求される競馬になった。タイトルホルダーはこのスピードを維持しながら4コーナーも馬なりで楽に回っていて純粋に地力が高すぎる。今回は道中で全く息を入れないまま後続を寄せ付けずの完勝で、3歳の時から更に馬が成長していると感じる。陣営も勝ちパターンを掴んできた上に自ら展開を作っていけるタイプの馬でもあり、総合的に競走馬としての完成度が高い。ディープボンドも外枠から同じペースで追走して最後まで頑張っており地力の高さを示している。アフリカンゴールドは流石にこの時計には対応できなかった。

2着 ヒシイグアス

本来デアリングタクトが取るべきポジションをスタートからダッシュで奪いに行き、インベタでロスなく回ってくる完璧騎乗。状態が揃ってなかったとはいえ大阪杯のゴール時に電源が切れたようにピタッと足が止まっているのを見て実距離以上にスタミナが要求されそうな今回は持たないだろうと思って完全に切っていた。レコードに迫る中山記念の内容から持続力戦の高速決着は得意なタイプであり、位置取りとスタミナもクリアされたので普通に走られてしまった。

3着 ▲デアリングタクト

ヒシイグアスがやった競馬をほぼ丸々想定しての厚い印。外を回す絶望的な距離ロスを被りながらも唯一後ろから差し込んできており、2着のヒシイグアスに対して全く劣らない競馬が出来ていた。どうせこういう競馬を選択するだろうなと思っていたのと、VM以外をリアルタイムで見ていないせいでこの馬への理解がかなり浅いので見立てが全然違ったらいやだなと思って強く行けなかった。本来なら本命を打つべき馬。

8着 パンサラッサ

競馬の終了をも感じさせるような強力な戦法を使うこの馬を真っ向勝負で潰しにきた馬はタイトルホルダーだけだった。1000m通過57.6、2000m地点では1:57.6くらいに見えており、2000m戦なら持ってしまう恐ろしい馬。1F短縮ならG1でも注意が必要。

11着 ◎ポタジェ

スタートから出て行かない、金鯱賞の時のようなズブさを見せた。マイル質が強かった毎日王冠では4番手から競馬が出来ており、大阪杯の内容からも出ていけない馬ではないはず。4コーナーの動いていくところでも良い時のこの馬の反応ではなく、大阪杯をピークにローテを組んでいた影響で状態が揃いきらなかったのかも。元々追い切りで抜群に動くタイプではなく軽い追い切りでも結果を出してきている馬なので、事前に状態面を見極めるのが難しい。

 

1800-2400程度の広いスピードレンジに対応できるような機動力の高さとスタミナの両方、高い総合力が求められるレースだった。ハイペースの追走能力と前で粘る力を重視して馬を選定していったが、ちょっとずつずれていて外れた。トラックバイアスは想定した通りのもので、適性面から上位の印を打ちたかった馬が総じて外枠に入ってしまったせいで当たりそうな予想を組むに至れなかった。他に本命を打てそうな馬がいなかったのでポタジェが押し出されて本命となってしまった。

最近オッズを意識しすぎて多少の能力差に目をつむってしまうことが増えているので、気にしすぎないバランスに戻していきたい。特にタイトルホルダーはほとんど人気馬が飛んだら嬉しいという理由だけで気づいたらどんどん優先度が下がっていった。