アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

阪神外回り実力ゲーの公式ブログです

6/25,26の重賞振り返り

6/25

東京ジャンプステークス 東京3110m障害 晴・良

障害はパス。

 

6/26

宝塚記念 阪神2200m芝 晴・良

予想

◎ポタジェ 11着

○ディープボンド 4着

▲デアリングタクト 3着

△アフリカンゴールド、アリーヴォ 16、14着

×タイトルホルダー、エフフォーリア、ステイフーリッシュ 1、6、9着

 

有馬記念の内容からパンサラッサが前半1000m58秒、後ろの馬群が離れた位置で59秒程度で通過を想定。ハイラップを刻み続ける息の入らない消耗戦を得意とするスタミナに長けた馬から選びたい。参考レースはジャックドールとパンサラッサが居た大阪杯有馬記念

今の阪神はトラックバイアスが非常にきつく、特に内回りは4コーナーをインの内2頭目まで、前1/2頭目までの位置で回らないと人権がないレベルで厳しい。買いたい馬が外枠に入ってしまい、馬場の恩恵を受けられる馬と真逆で不可能。結局は舞台適性の方を大きく取って下位印に立ち回りで優位に立てそうな馬を中心に選択。

買い目は◎-○▲△-印の三連複、◎-○▲△の馬連、◎○▲のワイドBOX。

 

◎ポタジェ

ディープボンド、ギベオンと外からポジション争いをする。道中はある程度隊列が伸びることが考えられるので、どこかで内側2頭目くらいに潜り込んで競馬に参加できるポジションが取れれば後は好物のハイペースの小回りコースを食べるだけ。

○ディープボンド

スタミナが切れてからも何故か止まらない謎の馬で絶好の舞台。この馬が経験したことのないテンの速さになるはずなのでどこまで食らいつけるか、取れるポジション次第。

▲デアリングタクト

秋華賞で見せた競馬の内容から本質的には持久力戦に強いタイプだと解釈している。マイルG1で6番手を追走したように古馬になってからはポジションを取る競馬が出来ており、タイトルホルダーの後ろ2頭目くらいを取れそうな絶好枠を引けた。内に拘った立ち回りをすれば能力的には回ってくるだけで勝ち負けに食い込めるはず。

△アフリカンゴールド

京都記念が同一舞台で後半5Fで足を使い続ける驚異の内容で、前の馬には強くステイヤー質が問われたレースだった。大阪杯の内容からタイトルホルダーより前で競馬が出来そうで、今の馬場ならこの馬の粘り腰で残ってしまっても不思議はない。

△アリーヴォ

前に行きたい馬が多く、隊列の後ろに置かれる点で評価を落とした。前の馬が止まる展開で大阪杯と同じように内側を抜けてくる必要があるなど、少し注文が多い。

×タイトルホルダー

パンサラッサの番手が取れれば理想だが、アフリカンゴールドが前にいる形で力を出し切れない競馬になるはず。大崩れはしないはずも最後に甘くなって後続の余力がある何頭かに捕まりそう。この馬に先着できそうな馬が上位の評価基準になっている。

×エフフォーリア

状態面はともかく、大阪杯の時に指摘した不安要素が解決していない。インダメが出来そうな枠関係になったので噛み合った時の爆発力に敬意を表して抑えとしたが、後方追走になる上にハイペースへの対応力が問われて展開待ちにはなってくる。

×ステイフーリッシュ

ハイペースの2200m戦は好成績で枠関係が良い。常に相手なりにしか走っておらず強い馬を負かせるタイプではないので、他の先行馬が崩れるなら。

 

 

反省

1着 ×タイトルホルダー (4着 ○ディープボンド、16着 △アフリカンゴールド)

3頭が2番手で1000m通過58秒くらい。この位置を先行した3頭はスピードとスタミナを非常に高い水準で要求される競馬になった。タイトルホルダーはこのスピードを維持しながら4コーナーも馬なりで楽に回っていて純粋に地力が高すぎる。今回は道中で全く息を入れないまま後続を寄せ付けずの完勝で、3歳の時から更に馬が成長していると感じる。陣営も勝ちパターンを掴んできた上に自ら展開を作っていけるタイプの馬でもあり、総合的に競走馬としての完成度が高い。ディープボンドも外枠から同じペースで追走して最後まで頑張っており地力の高さを示している。アフリカンゴールドは流石にこの時計には対応できなかった。

2着 ヒシイグアス

本来デアリングタクトが取るべきポジションをスタートからダッシュで奪いに行き、インベタでロスなく回ってくる完璧騎乗。状態が揃ってなかったとはいえ大阪杯のゴール時に電源が切れたようにピタッと足が止まっているのを見て実距離以上にスタミナが要求されそうな今回は持たないだろうと思って完全に切っていた。レコードに迫る中山記念の内容から持続力戦の高速決着は得意なタイプであり、位置取りとスタミナもクリアされたので普通に走られてしまった。

3着 ▲デアリングタクト

ヒシイグアスがやった競馬をほぼ丸々想定しての厚い印。外を回す絶望的な距離ロスを被りながらも唯一後ろから差し込んできており、2着のヒシイグアスに対して全く劣らない競馬が出来ていた。どうせこういう競馬を選択するだろうなと思っていたのと、VM以外をリアルタイムで見ていないせいでこの馬への理解がかなり浅いので見立てが全然違ったらいやだなと思って強く行けなかった。本来なら本命を打つべき馬。

8着 パンサラッサ

競馬の終了をも感じさせるような強力な戦法を使うこの馬を真っ向勝負で潰しにきた馬はタイトルホルダーだけだった。1000m通過57.6、2000m地点では1:57.6くらいに見えており、2000m戦なら持ってしまう恐ろしい馬。1F短縮ならG1でも注意が必要。

11着 ◎ポタジェ

スタートから出て行かない、金鯱賞の時のようなズブさを見せた。マイル質が強かった毎日王冠では4番手から競馬が出来ており、大阪杯の内容からも出ていけない馬ではないはず。4コーナーの動いていくところでも良い時のこの馬の反応ではなく、大阪杯をピークにローテを組んでいた影響で状態が揃いきらなかったのかも。元々追い切りで抜群に動くタイプではなく軽い追い切りでも結果を出してきている馬なので、事前に状態面を見極めるのが難しい。

 

1800-2400程度の広いスピードレンジに対応できるような機動力の高さとスタミナの両方、高い総合力が求められるレースだった。ハイペースの追走能力と前で粘る力を重視して馬を選定していったが、ちょっとずつずれていて外れた。トラックバイアスは想定した通りのもので、適性面から上位の印を打ちたかった馬が総じて外枠に入ってしまったせいで当たりそうな予想を組むに至れなかった。他に本命を打てそうな馬がいなかったのでポタジェが押し出されて本命となってしまった。

最近オッズを意識しすぎて多少の能力差に目をつむってしまうことが増えているので、気にしすぎないバランスに戻していきたい。特にタイトルホルダーはほとんど人気馬が飛んだら嬉しいという理由だけで気づいたらどんどん優先度が下がっていった。