アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

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6/12の重賞振り返り

東京現地、前日予想をほぼそのまま持ち込むことになるため当日の微修正はあまり出来ていない。エプソムカップについて筆が乗らな過ぎて投稿が遅れた。やる気出ないもんは出ないので適当に済ませる。

 

函館スプリントステークス 函館1200m芝 晴・良

予想

◎シゲルピンクルビー 10着 4人気

○ナムラクレア 1着 1人気

 

スパイラルカーブに加えて直線が短いコースであり外を回った馬には厳しいので、まずは前を立ち回った馬の押し切りを考えたい。意地でもハナを取り切りたいビアンフェの他全体として前々の意識が高くなりそうな構成で、ハイペースを前受けする適性が高い馬が1,2頭抜け出す以外は差し馬が上位で入線しそう。前傾のスプリント戦特有の展開や隊列の影響を大きく受けそうなので地力のみで食い込みそうなナムラクレアを軸にするのが良い選択なのはわかっているが、◎の馬を買いたくなっちゃったのでこれで。

単勝と◎-○ワイド。

 

◎シゲルピンクルビー

先行馬の中で馬群を割って抜け出してくる競馬を経験している点が大きい。他の同型(キルロード,ヴェントヴォーチェ,ジュビリーヘッド)はキルロードは時計面の不安、残り2頭は過去レースの内容からメンバーレベルが上がった今回競りかけられて脆さが出そうなのでこの馬を一番上に取った。

○ナムラクレア

ハイペースの短距離戦では中団以降の位置取りになっており、今回も後ろからの競馬になりそう。軽斤量に加えて力も違うので着実に差し込んでくるはずだが、前の馬がどれだけ粘ってくるか。

2番人気ヴェントヴォーチェ

揉まれる競馬では伸びを欠いている印象で、先行馬群が密集する今回は負けパターンに嵌まることが想定される。

3番人気ビアンフェ

突き放して逃げる競馬での粘り込みが目立つが、この馬も競りかけられて脆いタイプ。前の意識が高くなるこの舞台ではすぐ捕まりそうで信頼に値しない。

 

反省

1着 ○ナムラクレア

もちろん斤量の恩恵もあったとは思うが、3F32.8秒のオーバーペースを前から追走し、コーナーでも他の馬がガシガシ押す中でほぼ馬なりで回って突き抜ける王者の競馬。このラップのテンを出せるのも知らなかったしもう2段くらい後ろになると思っていたのでほとんど想像の範囲外で走られた。過去の競馬は桜花賞に向けての教育も含まれていて、距離が長いマイル戦は能力だけで結果を出してきたと考えれば本来の適性距離であろう1200m戦でこのパフォーマンスもするのも納得。相手は小粒だったが展開としてはは決して恵まれておらず、着差を見てもG1通用レベルと考えて良さそう。

2着 ジュビリーヘッド

先行馬群を見る形で勝ち馬の後ろにつけており、内側はひたすらゴチャついて不利を受けている馬ばかりなので最も展開に恵まれたと言える。レース適性が高かったのは間違いないとして、単勝オッズも体感15倍前後くらいが妥当に思えるので単純にオッズが美味しい存在ではあった。

3着 タイセイアベニール

鮫島克駿騎手がたまにやる穴馬でのイン突きで穴を開けてくるパターンで、綺麗に前が空いて突っ込んできた。リステッドでも堅実に走ってくる馬であり、前崩れの展開を3着なら能力的にありえる着順。予想する側も(恐らく騎手も)前に意識が寄っていく中で差し馬の台頭まで考慮出来ていたので予想の解像度を上げていくなら目を向けるべき馬ではあったが、展開が嵌まって3着は上限に近い所でもあると思うので今回の雑な買い目では手が出ない。

4着 レイハリア

直近2戦が負けすぎで競走馬として機能しているか不明なので見送ったが、連勝時に近いパフォーマンスを出してきた。揉まれると弱い馬らしく2度の大敗があるように信頼度は低いが、今回も外から競りかけていって前で残る強いなど走る時は走るタイプで力はあるので今後も注意が必要。

10着 ◎シゲルピンクルビー

スタート後もコーナーでも追われ続けて追走に手いっぱいという内容だった。本質的にハイラップのスプリント戦に着いていけない馬だったのだろう。中団からの競馬ならもう少しパフォーマンスは上げていたはずだが、前走結果を出したコンビがこの競馬を選択するのは妥当なところ。

 

キルロードの蛇行などもあり内側を選んだ馬はほぼ全滅、外はコーナーで膨らみ過ぎて物理的に無理など展開の影響を大きく受けたレースで、出走馬の評価は着順や着差に囚われず競馬の内容で考えていきたい。

ハイペース前受け組のうち誰が来るかわからないので、着内の確率が最も高いナムラクレアからシゲルピンクルビー、キルロード、ジュビリーヘッド、ヴェントヴォーチェあたりに流すのが予想の方針や買い方としては良さそう。結果的に前からになったナムラクレアは後ろからでも着内は外さないという予想だった。

 

エプソムカップ 東京1800m芝 晴・重

予想

ジャスティンカフェ 4着 1人気

○ザダル 6着 3人気

 

開催の進んだ外差し馬場で地力が反映されやすいレースになると考えて能力が高い外枠の差し馬2頭を素直に信用する形。昼過ぎにゲリラ豪雨に見舞われて重馬場発表となったが、東京は回復が速いのと馬場の真ん中から乾くため差し馬にはあまり関係ないと考えて予想据え置き。買い目は◎,○の単勝馬連ワイド。

 

ジャスティンカフェ

実戦で溜める競馬を教えることに徹してきたこと、追い切りを折り合いに重点を置いていることから距離延長に対応可能。前走が馬場に恵まれて派手な勝ち方をしてしまったので能力以上に人気をしているのは嫌だが、強いものは強いので。

○ザダル

3勝クラス上がりの馬達に立ちはだかる実績馬の立場。相手が実はたいしたことない場合はこの馬が勝つ。

2番人気ダーリントンホール

切れない馬で1800mもやや長く、東京1800mに向いているように思えない。同舞台の共同通信杯は非常にレベルが低かったので評価に値せず、買いたい要素が特にない。

 

反省

馬場の影響が大きかった。実質的に使える馬場の範囲が非常に狭く、コース選択の権利がある前の馬が圧倒的に有利なレースだった。

3コーナーの入り。馬群は内側を避けて通っている。

赤丸ノースブリッジ、青丸ガロアクリーク、緑丸ダーリントンホール。

直線の入り。バーチャル内ラチが黒線の位置に存在していてFコース開催くらいになっている。先行馬が実質的にロスなく直線に持ち出しているのに対して、外側のザダルは大きく外に振られ、ジャスティンカフェは馬場の悪い内側を走らされている。

 

1着 ノースブリッジ

逃げ馬に付き合わずに3番手からレースを支配出来たことと特殊馬場の影響が大きかった。展開利は見込めるが嵌まったところでどうか、くらいの評価だったので4番人気7.3倍ではちょっと手の出しようがない。どれだけ展開が良くてもこのメンバーを弱くて1着な事はないはずなので過小評価していたんだと思う。

2着 ガロアクリーク

展開利はそこまで受けていないはず。多分良馬場でもやれていて、馬場や展開に関係なく一番着内率が高い馬だったと思う。パワータイプで上がりが使えない馬の認識だったので直線切れ勝負の東京1800mで軽視したが、スロー条件ならちゃんと上がりが使えているのを認識できていなかった。単純に実績から見える能力で言えば一番高いし、この馬に対抗以上の印を打てなかった時点でこのレースは負け。

3着 ダーリントンホール

位置を取れる馬だったので今回の条件において絶大なアドバンテージがあった。この条件且つルメールじゃなければ着外だったと思うので軽視したことについて反省はない。

4着 ◎ジャスティンカフェ

ゴールドシップでもなければ無理。ポジション取れない馬の運命と言えばそう。湘南Sでも最後は左手前に替えて少し止まっているように使える足が一瞬しかないタイプなので、このレベルで勝ち切るには馬群を呑み込めるような展開の助けが必要なのかもしれない。馬群の長さと更に大きく離れての位置取りと進路の選択肢がなかったことなどほぼ全てが誤算だった。

6着 ○ザダル

進路取りと直線で不利を受けながら2着のガロアクリークと同じ上がりを使えているので能力的には足りている。馬群が外に膨らんで進路をカットされたこと、高速馬場歓迎のタイプなのに馬場が渋って能力差が縮んでしまったで着順を落としただけ。

 

このレースは特殊過ぎるのでノーカウント。少頭数の特殊馬場ではこういうことが起こるということだけ覚えておく。ガロアクリークに印を打てなかったのは反省。