アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

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6/4,5の重賞振り返り

6/4

鳴尾記念 中京2000m芝 晴・良

予想

◎ヴェルトライゼンデ 1着 2人気

○ギベオン 4着 7人気

▲ジェラルディーナ 2着 4人気

 

少頭数の別定戦で斤量差なし、強い馬を素直に上位に取りたい。Bコース替わりではあるが、実際にはキングオブドラゴンとショウナンバルディのハナ争いでミドル程度まで流れてロングスパート戦になり脚質差が生まれないと判断して差し馬でも割り引かずに順当に評価をつけた。

買い目は◎,○の単勝と印のワイドBOX。

 

◎ヴェルトライゼンデ

実績と戦ってきた相手が違う。状態は鍵になるが追い切りとパドックを見ると長期休養明け初戦でも力を発揮できそうで、内枠を引けたのも強調ポイント。

○ギベオン

金鯱賞の5着が強い内容で、前で粘る競馬でしぶとい馬。追い切りも良く動けており、前が有利になるような展開になれば勝ちまで見える。

▲ジェラルディーナ

京都記念4着の内容で足りる。追い切りで併せ馬が出来る程度には気性が成長していて、折り合いの面で新境地を見せてくれるはず。外を通っての追い込みになる分で頭までは難しいと考えてこの評価。

 

反省

1着 ◎ヴェルトライゼンデ

絶好枠から地力勝負の展開となったので流石に勝ってほしかったところ。長期離脱や低迷している同期が多く影が薄くなっている5歳世代の星として引退まで頑張ってほしい。

2着 ▲ジェラルディーナ

内を通った馬が有利なレースにおいて4コーナーでかなり外に振られていて、距離ロスを考慮すると最も強い競馬をしたと言える。重賞を取れずに終わる馬ではないはずだが、賞金を順調に積めていないのもあって適鞍が少なさそうで辛い。

3着 サンレイポケット

中京では結果を残せていない馬。地力上位であることは認めつつも、立ち回りの器用さも醒めるような決め手も持っていないので総合力が問われるようなレースで足りるかどうかを人気とも相談しながら考えていく感じで良いと思う。内枠で溜めつつ勝ち馬の後ろを通るだけの楽な進路取りが出来ていたのも事実だが、今回上がり最速タイの足で突っ込んできたのには驚かされた。

4着 ○ギベオン

隊列がかなり短かったのと後ろの馬の決め手がちょっと強すぎで、格上の馬に格上の動きをされての着順。先行組3頭の中でこの馬を一番上に置けたのは良かったし、コーナーからピッチが上がる残り4F戦のロングスパートで前の馬がやや苦しいはずな中で最後まで粘ったのは能力の高さの証明。

 

そこまでイン前有利の展開にならないという読みが当たって素直に強い馬から評価出来たのが良かった。京都新聞杯での反省が活きてトラックバイアスの決めつけから一旦冷静になれた。

買い目は4,5,7の先行組のワイドが異常に売れている分で少頭数の人気馬でもそれなりの配当がついていたのでこれで良かったと思う。

 

6/5

安田記念 東京1600m芝 曇・良

予想

◎ファインルージュ 5着 3人気

○ソングライン 1着 4人気

▲ソウルラッシュ 13着 6人気

△レシステンシア 11着 9人気

 

マイル路線は去年からメンバーレベルが下がりシュネルマイスターと4歳牝馬組が上位争いをしている認識で、このレースはソダシより強い馬が何頭いるのか、VMよりレベルが高いのかという話が予想の軸。レシステンシアが外枠に入ったことでホウオウアマゾンがハナを取り切る形になりそう。この2頭は上がりがかかる競馬での粘り込みが得意なタイプなのである程度速いラップは刻むべきではあるが、どちらも消極的に乗りそうでペースが緩む可能性もあって展開読みが不可能。例年フルゲートの安田記念では序盤からタイトな流れになっているので一応VMかそれより少し速いくらいのミドルバランスで想定することにする。馬場はこの日の7頭立て9Rで単勝3桁倍の2頭を除く5頭が全て露骨に内を避けて走っていたので外有利らしい。

買い目は印のワイドBOXと▲ソウルラッシュの単勝

 

◎ファインルージュ

高い能力と展開不問の器用さがあり2000m以下のレースは全て馬券内の安定感。乗り込みの開始が遅く調教も緩いのと鞍上も急遽決まったようで臨戦過程に大きな疑問符はつくが、映像を見る限りは力を出せる状態にあるように見えるし木村厩舎はこれくらいの調整で結果を出してきているので信じることにした。

○ソングライン

力が足りる中ではこのレースに向けての調整が最もうまくいっている馬。フラットな条件ではファインルージュに力が劣ると考えていて、調整の順調さと外枠を引けた加点で逆転出来るか。

▲ソウルラッシュ

マイラーズCの記事で書いた通り、見えない適性を超えて狙いたくなる魅力があるので欲望に従った。最強の可能性を信じている。

△レシステンシア

2-3歳時にハイペースを前で粘るレースで結果を残しているので、VMよりもペースが引き締まる今回の条件は好転すると見ている。G1の明け3戦目で陣営も高松宮>VM>安田の順で力を入れていそうなところは気になるが、香港スプリント時にスミヨン騎手が1400m以上の方が良くなると発言したのを全面的に信用している。

1番人気イルーシヴパンサー

出足が遅くこの馬の持ち味を活かすなら東京新聞杯と同じ最後方待機を選択してくるだろうが、18頭立ての今回も展開が恵まれた前走と同じ戦法が嵌まるとは考えづらい。特にファインルージュには斤量と展開面で不利があり、当時の勝負度合いも考えると本当に力が上回っているのかすら大きく疑問。

2番人気シュネルマイスター

状態が整わずに敗戦した海外帰り初戦で調整も順調に行っていないところを見ると手を出しづらい。当日のパドックまで見ると走れる状態になっているようには思えたが、既に印をつけた馬を買いたくなってしまっていたので買い目に入れられなかった。

 

反省

勝ち時計1:32.3、34.7-33.6の中間ラップ12.0-12.0で超スロー3ハロン戦という類を見ない安田記念だった。他の条件戦を見てもこの日がそんなに時計のかかる馬場条件だったとは思えないし、どうしてこんなに極端な内容になったのかよくわからない。1-17着までが1.0秒差の大接戦を馬場の良い外を通った瞬発力型の馬が恵まれた形で、内側は前が詰まるなど何らかの不利を受けている馬が多く、細かい着順についてはあまり深く考えても仕方ないかなと思ってしまう。レースレベルもお察し。

 

1着 ○ソングライン

勝ち切るには展開の助けがいる馬の認識で、外差し有利なレースでその通りの戦法が取れたことと他の有力馬を状態面で上回っていたことが大きいはず。展開に恵まれていたし、2着馬にも不利があった。

2着 シュネルマイスター

当日の気配から馬券内率は相当高そうだったので△レシステンシアを下げるなどして買っておくべきだった。1,3着馬に比べて満足に追えていないのに内側からクビ差まで迫っていてかなり強い。

3着 サリオス

ここ1年半くらいの負けは全て展開不利か適性外で言い訳できる内容で、香港マイルの好走から安田記念への適性自体は高いとは思っていた。状態はVM組と大差ないくらいに整っていなかったはずで、地力は掲示板程度にはあった上で他の馬がレース中に何かしらの減点材料がある中でこの馬は有利な外枠から何の不利もなく全開に追えたことによる結果だと見ている。妥当なオッズだから3連系ならギリギリ抑えたほうが良い寄りかも。

5着 ◎ファインルージュ

ダノンザキッドに蓋をされて直線で外に出せず、そのまま内によれ続けるダノンザキッドに押し込まれて伸びない内を走らされた。木村哲也調教師はタフ馬場は不得意だとVMの時に言っていたので、道中ずっと荒れた内側を走らされることを考えても今日の条件なら内寄りの枠に入った時点で若干割り引く必要があったらしい。難しい。

13着 ▲ソウルラッシュ

前詰まりすぎ。追い出しのタイミングで横の位置がソングラインとシュネルマイスターの間くらいの位置だったことと鞭が入った時の一瞬の加速を見るとスムーズなら着内があり得たように映る。走れていたとしてそもそもレース自体の時計が出ていないので高速決着に対応できるかは今回もわからず終い。なんなんだ。

16着 △レシステンシア

もっと持続的に足を使うタフな競馬でこそ強さが出るはずで、こういうギアチェンジが必要な展開は得意としていない。並ばれると脆いところは昔からあると思う。

 

強い馬が万全の状態で挑めていない様子だったので出走馬の順位付けが全然進まなくて予想がまとまらなかった。最も強い競馬をしたシュネルマイスターを買えていないのも負けだし、もう少し総合力が問われる前提で予想してるのも負け。
G1だから買ったけど、本気で収支取りに行くならこういうのは本当はパスしたほうがいいだろうなと思う。購入押すときも全然乗り気じゃなかった。