アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

阪神外回り実力ゲーの公式ブログです

1/5,9,10の重賞振り返り

1/5

中山金杯 中山芝2000m 晴・良

 

予想

◎トーセンスーリヤ 5着 2人気

○ヒートオンビート 3着 1人気

スカーフェイス 2着 7人気

△レッドガラン 1着 4人気

 

ミドル-ハイペースで流れ、3コーナーからロングスパート勝負の上がりがかかる展開と予想。

本命対抗の2頭とそれ以外では明確に実力差があるので▲以下は仮置きくらいのつもりで、◎-○のワイド1点。▲△はどちらも重賞で馬券になっていないし、◎と○の3着内が堅いとき残りの1枠に入る馬を当てるゲームになってしまっては今一つ信用できなかった。

 

◎トーセンスーリヤは前でシャムロックヒルとロザムールがやり合っている後ろの3番手に控えて普通に運んでくれば地力で勝てると思ったので本命に。これまでの重賞で好走した時と展開予想が似ているのも良かった。前走の天皇賞秋は発汗が激しく状態面が酷すぎたのでノーカウント。

○ヒートオンビートはスローからの上がり勝負には強いが、ロングスパートを求められるタフな展開は苦手そう。それでも実力が抜けているので3着内は有力と考え対抗まで。

スカーフェイスは前走のチャレンジCでも印を回していた馬。前走も相手が強い中で5着には来ているし、追い込んで良い足を使えるので展開が向けば面白い。

△レッドガランは追い切りが非常に良く動けていたので注目。実力もリステッドで何度も馬券になるレベル。

3番人気ヴィクティファルスは好走した共同通信杯が3歳馬戦でどスローからの上がり勝負だったことと近走の負け方が不可解なので信用できず、今回は無印。

 

反省

◎トーセンスーリヤ(5着)は好位から抜け出すこの馬の十八番の流れになったが伸びきれなかった。前につけた馬が厳しい中トップハンデを背負ってでは実力相応の着順なのかもしれない。

○ヒートオンビート(3着)は4コーナーの位置取りがめちゃくちゃ悪くて勝負所で何度も前が詰まり、まともに追い出せたのは残り200mを過ぎてから。それでも3着に食い込み地力の違いを見せた。正直3コーナーくらいからペースが上がりだした時点でこの馬には厳しくて飛ぶと思っていた。思ったよりだいぶ強かった。

スカーフェイス(2着)は大外ぶん回しで距離ロスが凄かったが、前が全員バテて止まっていたので届いたっぽい。打った印通りくらいの実力はありそう。

△レッドガラン(1着)は一番いい位置で足を溜めていて、展開が向いたにしても勝ちすぎで驚いた。勝ち時計は立派だが、かなり状態が良さそうだったし展開も良かったしで今回は調子が良すぎた。次走以降で今回の圧勝を基準にするかは微妙。

展開予想は概ね正しかったが、実力差を見誤ったために展開が向くであろう後ろの馬を抑えず外してしまった。

オッズも偏っているし、◎と○の信用度が飛び抜けていたので他を買わなかった。ハンデ戦での斤量込の力関係の判断はむずかしい。

 

 

京都金杯 中京芝1600m 晴・良

 

予想

◎ディアンドル 16着 6人気

◎ダイワキャグニー 2着 11人気

◎カイザーミノル 3着 2人気

▲ヴィジュネル 12着 8人気

 

中京の開幕週で内馬場が良く、流れても前が止まらない展開になると予想。外を回す追い込みは届かないイメージ。

力関係がよくわからず非常に難解で紛れも多そうなので予想放棄の本命3+抑え1で4頭のワイドBOX。

▲以外は実力が足りていて前から行ける馬を選んだ。

 

◎ディアンドルはヴィクトリアマイルで粘って4着に好走しているし距離短縮の今回は良さそう。鞍上も強くなり、いい位置を取って折り合えば。

◎ダイワキャグニーは過去に何度もカイザーミノルと差のない競馬をしているように地力が高いので前が良い展開では残る筆頭だと判断。左回りの成績が良いし、追い切りも高評価。57.5kgの成績は悪いが馬格があるし斤量が大きな原因ではないと思う。

◎カイザーミノルは実力と適性から1頭のみ◎でもよいのだが、天皇賞秋に出た理由がよくわからずローテに少し不安があるので評価を一段階落とし他2頭と同じ位置。

▲ヴィジュネルは追い切りがまあまあ良く見えたので一応抑えた。格上挑戦・距離延長と不安要素が多いが、もし適応力が高ければ。

1番人気エアロロノアは前走スローから上がり最速で差し切っており今回の展開とは違いそうなことと、実力面で少し見劣りするので無印。

3番人気ルークズネストは2走前のスワンSで思ったより強くなかったし、阪神Cから中1週で出てきており状態が謎なので悩まずに切った。

 

反省

◎ディアンドル(16着)はスタート直後に隣のダイアトニックと激突し位置取りを悪くしてしまった。直線でも周りの馬を気にして走りに集中できていなさそうだったし、全く良いところが出なかった。仮にスムーズに進行しても残ったかは怪しい。ダイワキャグニー、カイザーミノルに比べてそんなに強くないっぽいし同じ印で評価したのは微妙だった。

◎ダイワキャグニー(2着)は逃げ馬を見ての単騎1頭で理想の位置取りが出来ていた。展開が良かったといえこのメンバーでは実力通りの結果だろう。ズブそうな馬で追い出しが大変そうだった。

◎カイザーミノル(3着)は良い位置で競馬できていた。思ったより直線で伸びなかった。

▲ヴィジュネル(12着)はやっぱり力が足りないし、距離も長そう。この手の前走の内容が怪しい上がり馬は基本的に買わないようにしているんだけど、とにかく予想に自信がなさすぎてよくわからん買い方になってしまった。

1着ザダルは直近負けすぎだし、後ろの馬にチャンスが薄い想定なので尚更買えなかった。

4着ダイアトニックは完全に見落としていた。重賞でも余裕で通用する実力馬だったし、事前に見たとして買っていたかはわからないけどそもそも見てないのはとてもよくない。出走馬は全頭しっかり見ましょう。

展開は内側の馬場が良くて外差しが届かないのは合っていたけど、内から伸びて差してくる馬がいたのはかなり想定外。実績や適性では確かに来てもおかしくないんだけど、今の自分の予想力ではザダルを買えそうにない。

 

 

1/9

シンザン記念 中京芝1600m 晴・良

 

予想

マテンロウオリオン 1着 4人気 

○ソリタリオ 2着 2人気

▲ラスール 7着 1人気

△ビーアストニッシド 4着 5人気

☆モズゴールドバレル 6着 8人気

 

ミドルーハイペースで流れ、京都金杯に引き続き内が良く前の馬が勝ちやすい予想。

力関係のわからない明け3歳馬戦で、競馬センスが高そうな馬を選択。買い目は☆を除いた4頭の馬連BOXで、△絡みだけ薄めに配分。

△は先行馬に捕まりそうなのであっても2着だし、2着も厳しそう。

☆は少し力が劣って連対には絡まなさそう。

 

マテンロウオリオンは前走の万両賞が異次元で、そこそこ流れて上がりが掛かるラップの中1頭だけ上がり33.4の末脚で差し切り勝ち。1勝クラスを実質圧勝しているし、このメンバーでも流石に力が上。前走は出遅れて後ろポツンになったが、今回は出たなりの位置で折り合って進めると思った。新馬戦の内容も結構いい。好スタートした時の競馬のイメージは京都金杯のカイザーミノル(鞍上も同じだし)。不安要素は中1週→中1週と使い詰めのローテ。

○ソリタリオは使うごとに競馬が上手になっている印象で、馬場も合いそう。経験の少ない3歳馬戦で競馬センスが高そうなのは非常によろしい。1勝クラスで中京1600mを勝っており、適性は証明済み。

▲ラスールは追い切りがあまりよくなくて切ろうかと思ったけど、陣営コメントが十分仕上がってて直前はこれくらいでいいみたいな感じだったので輸送も控えてるしそんなもんかと思ってちょっと評価を上げた。新馬戦は最後1頭抜け出したあと手前を替えて再加速してるのがカッコいい。

△ビーアストニッシドは1枠1番を取れたのがかなり良くて展開も向きそう。京都2歳Sがそんなにレベル高いと思ってないのでこれくらい。

☆モズゴールドバレルは新馬戦で進路がなくなって減速した後に再加速して勝っているし、持続ラップで前から残ったことが実戦的で高評価。

3番人気レッドベルアームは前走の東スポ杯2歳Sでスタート直後に両隣と激突したためか掛かって力を出し切れなかったみたいだけど、実力がよくわからんのと、この手の距離短縮にあまりいい印象がないので無印。

 

反省

マテンロウオリオン(1着)は理想的な位置で競馬していた。馬場の良いところを通って、しっかり実力を出しての勝ち切りだったと思う。過酷なローテも苦にせず強い勝ち方だった。次走に備えてしっかり休んでほしい。

○ソリタリオ(2着)は想定より1段後ろでの競馬になったけど、中団の外に位置取って包まれず良いタイミングで追い出せていた。折り合いもばっちりついていて器用で良い馬。

▲ラスール(7着)はスタートで思いっきりビーアストニッシドに寄られて出足がつかず位置を悪くしてしまった。4コーナーでもソリタリオに外からびっちりマークされていたり直線では馬群に閉じ込められてぐちゃぐちゃだった。今回は力を出せなかっただろうし次走に期待。

△ビーアストニッシド(4着)は最内を選んだが道中で前にマテンロウオリオンに入られてしまって苦しい展開になった。最後はマテンロウオリオンが伸びたから進路が空いて何とか競馬が出来た感じで、この展開で4着なら立派。印通りくらいの実力っぽい。

☆モズゴールドバレル(6着)は外からスッと先団につけて想定通りの競馬だった。ペースが流れて前には辛い展開だったかもしれないが、特に不利なく進行して実力相応の着順だろう。

3着レッドベルアームは流石にこのメンバーでは地力上位だった。展開も特に悪くなかったし力はまあこんなもんだと思うが、無印は過小評価だったっぽい。

展開は流れて上がりのかかる勝負で展開読みもそこそこ合ってた。真ん中ちょい後ろくらいからでも3着なら届いてたけど、強い前は捕まりそうになかったし前残りも概ね正しそう。

買い方はパドックもそこそこよく見えたラスールを切れなかったのでラスールやや厚めになってしまったが、実際切るべきだったかは今回のレースだけでは判断できず。予想通りに厚く張るべき◎-○を、微妙に人気がないから日和って普通くらいの配分にしたのが心残り。

消し評価のデルマグレムリンが上がり最速で5着まで来ているのが驚いた。今のところ最後方から末脚一辺倒みたいだし買いどきが難しいが、今後展開が向きそうなときは検討したほうが良さそう。

 

 

1/10

フェアリーステークス 中山芝1600m 曇・良

 

予想

エバーシャドネー 9着 2人気

◎ビジュノワール 3着 7人気

▲ニシノラブウインク 7着 6人気

△スターズオンアース 2着 1人気

△エリカヴィータ 10着 3人気

☆ウラカワノキセキ 14着 14人気

 

モチベが上がらず当日の朝まで全く調べていなかったので解像度が低い雑な予想。

マイル戦でテンの速い馬がちらほらいるのでスローにはならず、1/8 中山11RニューイヤーSや1/9 中山10R若潮Sを参考にこれくらいの上がりがかかるラップと予想。

ほとんど1勝馬しかおらず馬の単体評価も難しいので、経験したレースの内容を重視して印を回した。スローからの速い上がりで勝ってる馬は評価が難しいので一旦全切り。

買い方は◎の2頭から印に馬連流し。

 

エバーシャドネーは新馬戦の展開が高評価だったので本命に。もともと高評価だったところにシンザン記念新馬戦で負かせたマテンロウオリオンが勝ったのが追い風した。マテンロウオリオンより強いとは思わないが、このメンバーでは力上位のはず。

◎ビジュノワール新馬戦が最高だった。緩みのない厳しいラップを先頭集団につけて他の馬と併せて進み、勝負所でしっかり伸びて勝つ素晴らしい内容。鞍上弱化だが地力は最上位。

▲ニシノラブウインクは勝ちあがるまでに時間がかかったが、ずっと強い相手と戦って好走していて相手なりに走るタイプ。折り合いもついて競馬が上手そうだし、地力はそこそこだが安定感が良い。

△スターズオンアースは1勝クラスはすぐ勝ちそうなくらいだが、前走赤松賞で2着馬とはもう少し着差を詰めてほしかった。速い上がりが使えるのは良いがここまでの経験がかなりの後傾戦ばかりで実戦的に信用できる要素が少なかったので薄めの印。

△エリカヴィータ新馬戦のラップは微妙だが、直線で前が詰まり仕掛けが遅れたのに勝ち切っており地力の高さと根性を買ってこの印。馬群を抜き去る時の手前替えが美しい。

☆ウラカワノキセキは今回は適性外にしか見えないが、テンが速くレースを引っ張る馬。ここまでの2戦の中身も自分好みで、得意条件の時には買おうと思った。今回は応援の印。

 

反省

エバーシャドネー(9着)はスタート直後にビジュノワール接触し少し躓いたためか、想定より一頭分程度後ろになってしまった。勝負どころでは外からスターズオンアースに強くぶつかられて内ラチ側に吹っ飛び、間1頭分だけあった進路まで奪われてしまった。気持ちのいい競馬は出来なかっただろうしレース後も力関係がよくわからず評価が難しいが、このレースで本命に打っていいほどの地力はなさそうな気もする。

◎ビジュノワール(3着)は道中かなり首が上がっていて掛かっているように見えた。内から2頭目の位置を走っていたのに、4コーナーで外に持ち出すもずっと前が塞がって2度3度と進路を変え、最終的には一番外を回していた。まともに追えたのは残り200mを切っての10番手からで、この内容で3着まで来れたならこのメンバーで力が抜けていることは見せたと思う。

▲ニシノラブウインク(7着)はパドックの時には気付かなかったがレース中かなり発汗していた。4コーナーでゴチャつく中でもこの馬はしっかり進路が取れていて展開はそこそこ向いていただろうし、体調が良くても馬券内は厳しいくらいの実力かもしれない。過大評価というか他の出走馬を低く見過ぎたというかという感じ。こういう馬は力が少し足りてないから3番手よりは低めに評価したほうが良さそう。

△スターズオンアース(2着)は素直に強かった。ここまでのレースが緩すぎてあまり評価できなかったが、上がりのかかるタフな展開でもしっかり走る地力の高さがあることがわかった。今後の牝馬クラシック路線でも注目して良さそう。

△エリカヴィータ(10着)は4コーナー手前から大まくりで上がっていってさあこれからというところでスプリットザシーの斜行の煽りを受けたポケットシンデレラと接触し(裁決パトロール参照)、大きくよれて減速してしまった。それでも後方馬群では最先着しているしそれなりに力はありそう。どれくらい強いか全くわからず今回の結果は非常に残念。

☆ウラカワノキセキ(14着)は持ち前のテンの速さで先頭を走ってくれた。芝も1600mも初めてで勝たなくて当然。距離が長そうだが芝は悪くはなさそうだし、芝1200mなら走れるかもしれない。ダート1200mの1勝クラスに出てきたら買ってみたい。

1着のライラックはM.デムーロ騎手の芸術的なレース運びで勝ち切った。展開こそ向いてたけど、ちゃんと走ったら超強いね。前走は輸送も嫌がって状態が最悪だったらしいのでノーカウントにしても、新馬戦のラップがかなり緩く高評価をつける根拠がなかった。そもそも前走みたいなヤラズがある馬は気性が難しくてアテにしづらいので今回は切り評価だった。こういう馬との付き合い方を教えてください。

4着のフィールシンパシーは前走の未勝利戦の内容がとてもよく、今回は印こそ回さなかったが切り評価にはできない程度に思っていた。ラップタイムが実戦的で前から行けるので大崩れしないだろうし、シンザン記念でのモズゴールドバレルくらいの評価。あわや3着というところだったが、4着は力関係的には妥当なところだしよく頑張ったと思う。遊びでウラカワノキセキに☆つけてなかったらこっちに回ってたかな。

展開はペース読みは割と当たったが、エリカヴィータライラックが後方待機したのは意外だった。4コーナーから馬群が詰まりすぎて、裁決にあった接触や進路がない馬がいたりでなんだかモヤモヤするレースだった。振り返ってみると上位に来た馬はちゃんと実力があって馬券になっているし、上位馬はこれでいいとして不利を受けて着外になった馬の見直しをしたい。

雑予想かつ難しいレースなのも自覚していたし、出走馬の正確なランク付けが必要な馬連で買うというのは買い方として良くなかった。印いっぱい打ってどれか当たれ~は予想の精度が低すぎてまず当たらないからダメ。こういうケースでは軸馬1頭の複勝1点買いか、2-4頭でワイドとかが自分的にはしっくりくる。それでも馬券外してた気がするけど。