アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

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3/26,27の重賞振り返り

3/26

毎日杯 阪神1800m芝 小雨・稍重

 

予想

◎ドゥラドーレス 3着 1人気

○ピースオブエイト 1着 4人気

▲ホウオウプレミア 6着 6人気

 

これまでの3歳馬戦の反省から展開や位置取りの決め打ちはせず素直に能力が高い馬から選んだ。馬場は前で内を通った馬が有利に見えるが頭数が少ないのでそこまで影響はないはず。買い目は◎から印2頭にワイドと馬連を少し。

 

◎ドゥラドーレスはこのメンバーで唯一もっと大きな舞台で活躍するスケールを感じる馬。持っている末脚が一段以上も違うのでここはスカっと勝ってもらいたい。

○ピースオブエイトは小倉・阪神とタフなコースで2戦2勝なのが良く、負かしてきた相手も非常に強い。本命馬には決め手で劣るがここは地力上位と見ている。

▲ホウオウプレミアは過去に高い評価をつけた京成杯がちぐはぐな内容だったので見直してみたい。

2人気リアド、3人気テンダンスは能力を疑う余地があったので無印。特にテンダンスはアサヒが案外強くなさそうで東スポ杯組のレベルに疑問を持ちつつあるのと、京成杯の内容から道悪が得意には見えない。

 

反省

◎ドゥラドーレス(3着)は4コーナーで包まれこそしたが、敗因としては馬場の綺麗な外まで持ち出すロスが大きかった印象。並の馬では3着まで届かないところを驚異的な末脚で来ているので地力が抜けていたのは事実のよう。今回のレースを見る限り道悪は苦手なのだろうし、綺麗な高速馬場でないと信用しづらいか。

○ピースオブエイト(1着)は終始12秒前後を刻む優秀なラップで逃げ切った。これまで差す競馬をしてきてこの戦法を取るのは意外だったが、道中折り合いを欠いている様子もないので自在性の高さと捉えていいだろう。残り200mでベジャールに競られると右ムチ1発で手前を変えてまた伸びていることからも操縦性が高いことがわかる。事前の評価よりも強い馬かもしれない。

▲ホウオウプレミア(6着)は1,2着の馬の真後ろを通って伸びあぐねている。道悪が苦手でスタミナを削がれたか早いラップで足が溜まらない地力の足りないかのどちらかで、少なからず力が足りていない面はあったように思う。

2着ベジャールはここまでの3戦の内容では今回通用するようには見えなかった。全体的にぬかるんだ馬場を苦にしている馬が多かったので、道悪得意かつ前有利な馬場を味方にしての結果と捉えている。直線で外によれながら走るなど不安もある馬で今回の結果だけで高い評価は付けにくい。事前にこの馬の道悪適性を見抜けないしどうやっても印は打てなかった。

 

日経賞 中山2500m芝 曇・稍重

 

予想

◎アサマノイタズラ 8着 3人気

○タイトルホルダー 1着 1人気

▲ボッケリーニ 2着 4人気

△ヒートオンビート 3着 2人気

 

タイトルホルダーが楽に逃げてしまいそうなメンバー構成で、スローペースと馬場を見ても前につけた馬が有利なレースにはなりそう。トラックバイアスを考慮しても◎がかなり良く見えてしまったので買い方は◎から印にワイドと馬連

 

◎アサマノイタズラは追い切りの動きが抜群だった。前走のAJCCが外を通って酷い距離ロスを被っていたにも関わらずハナ差4着と意外に良い走りだったので、鞍上と状態面のプラス分でここは通用すると見る。

○タイトルホルダーは展開も相手関係も向いていてこの馬で仕方ないレースだとは思うが、怪我明けで明らかに叩きで使っているなど状態が万全ではないので付け入る隙はある。

▲ボッケリーニはAJCCで唯一前から粘り込んだ馬で、あのスタミナがあれば距離はこなせるだろう。見た目以上にタフなレースが得意な馬で、重い斤量を背負わない別定戦では信用している。

△ヒートオンビートは距離に不安があるのはボッケリーニよりもこっちの認識。スローから末脚勝負になれば有力だが、展開が向かなければ崩れるタイプに見える。

 

反省

◎アサマノイタズラ(8着)は今回はコーナーで加速していけず不発。超スローペースで隊列が長くなりあまりにも展開が向かなかった。流石に重賞勝ち馬で後方組の中では先着しているが、上がりを見ても地力として展開の助けがないと難しいくらいのレベルで過大評価だったかも。ロングスパートで後方有利が想定される中山外回りなら検討してもいい。

○タイトルホルダー(1着)はここまで恵まれたら流石に負けられないといった内容で辛勝。ダメージを残さないように手加減して乗っていたようにも見えるが、この馬の能力を考えるとやはり出来落ちしていたように思うので次の天皇賞春に向けて状態が上がってくるかは気にする必要がある。今回は隙があったという認識は間違っていなかったが、展開利まで読めていたなら仕方なしで軸として据えるべきだったか。

▲ボッケリーニ(2着)、△ヒートオンビート(3着)は前でかなりの楽を出来ていたので順当に強い順に来た印象。ここの序列をしっかり当てられていたのは嬉しい。

5着ハヤヤッコは2,3着馬と同じ上がり最速タイを使うなど意外に走ってきて驚いた。超スローペースで追走が楽だったのと前残りの展開の助けがあっての着順なので今回の内容だけで高い評価はつけられないが、今後芝に出てきたらどこかで穴をあけることはありそう。

展開予想はスローの前残りで合っていたが、後方組に一切の出番が与えられないほどに緩いラップになるとは思わず。

展開利の読みや相手選びまでは完璧だったのに印の強弱で間違えたレース。◎は安定して走ってくるタイプではないのでこの馬から流すのはかなり悪い選択だった。ボッケリーニから行く勇気はなかったし、アサマノイタズラがかなり良く見えてしまったのとタイトルホルダーをオッズ以上に信用できなかった時点で買い方はちょっと苦しかったかも。

 

 

3/27

マーチステークス 中山1800mダート 曇・重

 

予想

◎ブルベアイリーデ 3着同着 3人気

○オメガレインボー 7着 4人気

カデナ 5着 8人気

△アナザートゥルース 8着 7人気

 

予想する時間を高松宮記念に使いたかったのでこのレースはあまりやる気がなく、ちゃんと考えていないので簡単に。

アイオライトが逃げそうなメンバー構成で、特に競りかけてくる馬もおらずスローに落ち着きそう。有力馬は後ろに偏っているが展開的に前残りがありそうなので1頭だけ抑える形。やる気がないのと買いたい馬のオッズが良かったので広めに◎○-○▲△でワイド。

 

◎ブルベアイリーデは重賞レベルで安定して走っていてここは一枚上手に見える。

○オメガレインボーは他の上位馬に比べて決め手でやや劣る印象はあるが、その分斤量に恵まれたので。

カデナ東海Sで5着と高いダート適性を見せた。高齢馬だが直近の芝重賞でも負けすぎておらず、相手関係も少し楽になるここは抑えて良いだろう。

△アナザートゥルースは前残り予想から前で一番強い馬を選んだ。

 

反省

◎ブルベアイリーデ(3着)は流石の安定感でなんとか着内に残せたが、特別切れる足は持っていないし相手なりに走る馬の域を抜けられない。どの位置からでも競馬が出来て大崩れはしないタイプで能力が足りるレースなら信頼度は高めで、混戦模様の中で選んだ本命としてはなかなか筋が良さそうだった。

○オメガレインボー(7着)は1800mが微妙に長そうなのと、今回の強い相手には地力面でやはり微妙に劣っている印象。0.5kgでは覆らなかった。

カデナ(5着)はトップハンデを背負いながらよく頑張っていたが、もう少し時計のかかる条件の方が良いのと、最上位の決め手を持っているわけではなくあの位置からでも届くような展開にならないと難しい。

△アナザートゥルース(8着)は前有利の展開にならなかったので仕方なし。

1着メイショウハリオは強烈な末脚を持っている馬で地力は最上位で間違いはなかったが、休み明けで状態が良く見えなかったので外してしまった。チャンピオンズCは大外枠かつ中京で不利な追い込みで度外視出来るし、今回も完調でない状態で勝ち切ってしまうなど最上位に近い力を持っていそう。実はみやこSでも本命だったのに信じきれなかったせいで馬券を取れず悔しい思いをしている。

2着ケンシンコウは前で一番強い馬はこれだった。過去の調教を見ても今回特別良い動きをしているようには見えなかったし、走ったり走らなかったりする馬でつかみどころがない。強いには強いみたいなのでムラっ気が治らないなら人気がない時だけ毎回抑えるか完全に無視するかのどっちかで扱おう。

3着ヒストリーメイカーは地力上位。過剰人気に見えて嫌ってみたかったのと予想が適当だった分もあって手が出なかったが、この馬の力と安定感を考えたらブルベアイリーデの一つ下くらいに置くべきではあった。

謎の1頭を除いて中団より後ろの馬で決着していて展開読みが外れた。特別前が厳しいラップにも見えないし、単純に前後ろの有利不利があまりなく力が発揮できた順番で入線したレースだと解釈している。

 

高松宮記念 中京1200m芝 晴・重

 

予想

◎メイケイエール 5着 2人気

○レシステンシア 6着 1人気

▲ダイアトニック 14着 6人気

▲ナランフレグ 1着 8人気

▲トゥラヴェスーラ 4着 7人気

△シャインガーネット

△ジャンダルム

△クリノガウディー

サンライズオネスト

3人気グレナディアガーズはメイケイエールより後ろの位置取りになっての大外はレースに参加できるレベルではないと判断して消し。

 

上位2頭を除いて力差がほとんどないメンバーで、コース性質上内からロスなく立ち回った馬が上位に来るレースだと思っているので相手を絞ることは不可能と判断。買い方は異常にオッズがついていたこともあって◎から○のワイドを本線に、印に沢山流した。

 

◎メイケイエールは今回のメンバーで一番強い馬。馬具の効果もあり折り合いはちゃんとつくようになっていて、不安要素は外枠に入ったことのみ。確かに外枠はかなり厳しいが、先行してスムーズに外から3頭目くらいの位置を取れれば勝ちが見える。

○レシステンシアは不正駈足の癖があって、最後の接戦で競り落とされてもおかしくない。今回はパドックスプリンターズSの時ほどの気配を感じられず、馬体重のこともあり状態面に怪しさを感じたので飛ぶことも考慮した馬券を組み立てた。

▲,△は直線で広がった時に真ん中より内側から差し脚を伸ばせそうな馬を中心に選択している。進路取りの都合上前が詰まったら終わりだしスムーズならチャンスがあるので選びきれなかった。

 

反省

◎メイケイエール(5着)は上位の中で唯一外を回して4着にクビ差ととても強い競馬をしていた。この馬に先着した4頭はすべて内側を上手に立ち回った馬で、1200m戦でこれだけ距離の差を被っては流石に無理だった。レース内容としては非常に良かったがあまりにも大きい枠順不利に逆らえず馬券内に届かなかったのが残念で仕方ない。

○レシステンシア(6着)は序盤で足を使いすぎて終いが甘くなるにしてもこの馬の力を考えたらもう少し着差を詰められると思うし、やはり状態が万全でなかった様子。最後はやはり不正駈足で足元がごちゃごちゃしていて接戦で怪しくなる懸念は合っていたっぽい。持っている能力が高いだけに信じきれないのは惜しい。

▲ナランフレグ(1着)は他の有力馬が良い競馬を出来なかった分で理想的な競馬が出来たこの馬が相対的に1着だったという面は強いが、近走で見せているパフォーマンスはスプリント界で最上位の力を感じるほど目を見張るもの。イン突きが嵌まるかがかなり博打の要素が強かったので信じ切れなかった。

▲トゥラヴェスーラ(4着)は序盤から前に馬が固まる中で空いた内に潜り込むことができ、前が詰まることを恐れず内に拘った騎乗の賜物。ほとんど完璧に乗っての結果なので少なくとも勝ち馬の方が一枚上手だったよう。

▲ダイアトニック(14着)は返し馬で恫喝されて気を悪くしてしまったという話を見た。スタートも大きく出遅れてレースに参加できていなかったし今回は度外視で良い。かわいそう。

2着ロータスランドは1200m適性が不明なのと単純に印を打った馬に力で劣っていると思っていた。後ろからなかなかいい足で差していて、道悪が上手で1200mも適性距離だったよう。何気に京都牝馬Sも良い時計だったのでスプリント路線でこれまでのマイル以上のパフォーマンスが見られる可能性は高い。今の自分はこういう適性を見抜く手段を持っていないので買えなかった。

3着キルロードはハイペースを前から行く展開が非常に得意な馬。持ち時計が足りていないのは事実なので、道悪とハイペースが味方してスピードが足りないこの馬でも適性がばっちりハマって好走出来た形。総合力で何枚も見劣りするこの馬を今回狙うのは無理。今後の狙いどころも今回と似たようなハイペースかつ時計のかかる条件だが、実際それでも買ったほうがいいかよくわからない。

団子で入線した上位4頭が全部内寄りを通った馬で上位入線馬のレース運びの読みは正しかった。道中の隊列次第で全く違った結果になるレースだと思う。

買い方はかなり手広くなってしまったが、レシステンシアが飛ぶ想定をするなどそこそこ荒れる気配を感じたのと立ち回り次第なことも合っていたので手広く買ったこと自体は悪くなかった。この程度に信用していないレシステンシアに資金を半分以上を配分したのもちょっと怪しいのでワイドなら完全に切ってしまう選択肢もあったし、今思うと◎の展開不利も把握していたので▲のワイドボックスくらいは持っておいた方が良かったかも。