アマチュア馬券チーム「阪神外回り実力ゲー」

阪神外回り実力ゲーの公式ブログです

4/30,5/1の重賞振り返り

4/30

青葉賞 東京2400m芝 晴・良

 

予想

◎グランシエロ 4着 5人気

○エターナルビクトリ 3着 6人気

▲レヴァンジル 5着 1人気

△ロードレゼル 2着 2人気

 

馬場は雨の影響でまだ重め。本番に出てほしい馬を中心に選ぶ予想放棄で、買い目も権利を取る馬を買える馬連で4頭BOX。最近のトライアルはこうなりがち。真面目に予想しろ。

 

◎グランシエロ

追い切りの動きが格段に良くなっていて前走からの成長幅を見込める馬。ドウデュースと差のない競馬をしたこともあり、能力を出し切れれば勝ち負け出来る力は備えている。

○エターナルビクトリ

前走がコーナーで大きく膨らむも決して遅くない走破タイムで着差をつけていて強い馬にしかできない勝ち方。距離延長とコース替わりも強調材料。

▲レヴァンジル、△ロードレゼル

骨のある相手との条件戦を制しておりこの中では能力が保証されている。

3人気ジャスティンスカイ

戦った相手のレベルが低く、内容も特に評価できるものではない。

4人気プラダリア

重馬場適性は魅力だが、持ち時計が弱すぎて相手のレベルが一気に上がってどうか。

 

反省

◎グランシエロ(4着)

素直に力が足りなかった。変わり身に期待して本命としたがどうやら気のせい。

○エターナルビクトリ(3着)

スタートが苦手で、馬ごみもダメなのかいつも最後方から。今回は直線一気で勝てるほど相手が甘くなかった。決め手は鋭いものを持っているだけに器用さが欲しいところ。

▲レヴァンジル(5着)

残り200mで力尽きた。この馬にとっては過去最速のペースで道中進んでいて、高いレベルで2400mを戦えるほどの中距離適性がなかった。

△ロードレゼル(2着)

過剰ペースを察知して無理に前を追いかけない鞍上の好判断が光った。出していっても引っ掛かることがなく、折り合いがついて優秀な馬。

1着プラダリア

速いペースを前で追走できており、馬場や展開を問わずいつも速い上がりを使ってくる点が素晴らしい。ダービーで買いたい程度にはポテンシャルを感じる内容。

 

ディライトバローズが引っ張ったおかげで前2頭を除いた後続も1000mを1:01程度で通過している、かなり実戦的なペースのトライアルだった。内容の質が良いので権利を取った2頭は本番でも検討して良いくらい。予想はプラダリアの能力を見抜けず完敗。

 

 

5/1

天皇賞(春) 阪神3200m芝 晴・稍重

 

予想

◎テーオーロイヤル 3着 4人気

○ディープボンド 2着 1人気

マイネルファンロン 6着 14人気

 

タイトルホルダーとそれ以外のどちらが先頭を取るかで大きく内容が変わりそう。スタミナの絶対量が問われるレースで、バテ合いにはなるが前の馬が強いので展開に関わらず後方組は厳しめ。買い目は◎の単勝、◎-○の馬連・ワイド、☆-○のワイド。3連系は展開と相手を絞り切れないので無し。

 

◎テーオーロイヤル

前走は自分でロングスパートの展開を作って圧勝する強い内容。スタミナは実証済みで阪神3200mも問題なし、能力が足りる馬の中で最も競馬しやすい枠に入った。ディープボンドより前で先行してロスなく立ち回り、最後は同程度の上がりを使えば先着できる。G1級の能力がある馬なので斤量の壁はクリアしてもらわないと困る。追い切りの動きから重い馬場は苦手そうで雨なら減点していたが、ギリギリ天気が持ちそうだったので本命のまま。

○ディープボンド

好位を立ち回ってジリジリと長く足を使える。最後は他の馬を圧倒する粘り腰で前に接近してくれると思うが、速い上がりは使えないので前を行った馬が止まらず捉えきれない展開は頭に入れておきたい。

マイネルファンロン

先行馬群が固まってハイペースとなるような展開で前が崩れるなら走ってきそう。追い切りの動きはこの馬が好走する時の気配で、走る時のマイネルファンロンなら力が足りるはず。あとは展開の助けと、距離の壁を超えられるか。

2人気タイトルホルダー

菊花賞では中緩み地点で14.3秒、日経賞でも13.4秒を2回などかなり楽なラップを踏んでの逃げ勝ちをしている。アイアンバローズが競りかけるか先手を主張してきそうなこともあり今回はそんなに中間で緩められるようには思えないし、息を入れることが出来ない展開での脆さが懸念されるので大崩れする可能性を考慮して見送り。

 

反省

◎テーオーロイヤル(3着)

3コーナーで射程圏内に入ったタイトルホルダーを捕まえに早めから動き、目標馬に二の足を使われて逃げ切られてしまった。勝ちに行った分で最後は足が止まってディープボンドに捕まることになったが、春の天皇賞に挑むにふさわしい素質は見せてくれて満足のいく内容だった。

○ディープボンド(2着)

相変わらず追ってからの反応が鈍く、早めに動いたテーオーロイヤルを後ろから捉えようとするもギアが上がらず離されてしまっていた。これだけ苦しい展開で長い距離を追い通しでも最後まで止まらずに伸び続けてくれるのはこの馬の特別な素質で、ディープボンドらしい競馬は完遂出来ていた。G1タイトルが遠ざかるのを感じて苦しい。

マイネルファンロン(6着)

今回は走る時だったが距離が無理。G2以下で適性距離なら上位でやれる馬で、また走る時には買いたい。

1着タイトルホルダー

去年より更に馬が成長しているのを感じる過去最高のパフォーマンスだった。60.5-63.1-59.4と理想的な中緩みで息を入れ、最後は上がり最速で後続を突き放しての完勝。よく考えると1000m60秒の入りに着いていける出走馬がいなかったのでこの馬が先手を取るのは当たり前で、現状の長距離を使ってくる馬たちでは対策不可能な戦法だった。スタミナを含めてステイヤーとしての総合力が一枚上手といった感じで、勢力図が大きく変わらない限り長距離レースは当分この馬に逆らう気が起きない。

 

タイトルホルダーが中間で緩めて息を入れた一方で後続は中間地点でも持続的に足を使い続けている内容だった。これでは後続がバテるのは当たり前。菊花賞から中間のラップを2秒も縮めてきたのには驚いたが、他の前を行きたい馬とのラップを比較すればある程度こういう展開になるのは想定できたはず。この馬やパンサラッサのように自分でレースを作り出す強い逃げ馬がいてそれを嫌う時はその戦法が通らない根拠を明確に考えておきたい。絶好位を取って2番手以下の馬に大きく影響を及ぼしていたカラ馬のことを考えても勝ち馬が強すぎて大体勝ちそうなレースだった。

 

 

4/23,24の重賞振り返り

月末、記事書けないがち

更新が遅れに遅れて今週の予想に響くので軽く振り返ります

4/23

福島牝馬ステークス 福島1800m芝 晴・良

 

予想

◎クリノプレミアム 2着 6人気

 

一番強い馬にだけ印を打って予想放棄。ローカル開催でコース形態もよく知らないし馬場もわからないのと、そもそもこのレベルの牝馬戦は気分で走ったり走らなかったりする馬が多いので買い目なし。

 

◎クリノプレミアム

京都金杯だけ走れば足りるし、前走のパフォーマンスを見ると距離は1800mが一番良さそう。この馬が人気を被らない理由がよくわからない。

 

反省

◎クリノプレミアム(2着)

強かった。牝馬戦の小回り1800mなら格が上。

 

買えば当たっていたけど、ローカルの牝馬限定戦に対するやる気が全く起きないので仕方なし。当たる気もしないし。

 

 

4/24

・読売マイラーズカップ 阪神1600m芝 曇・稍重

 

予想

◎ソウルラッシュ 1着 6人気

○カラテ 7着 2人気

▲ダイワキャグニー 13着 9人気

 

条件や能力に疑いのある馬ばかりで本命馬以外に買いたい馬がいない。相手は重賞通用組とリステッド番長組に分けて重賞通用組から選んだ形。リステッド組は良馬場で高速決着の方が利がありそうな馬ばかりなので軽視。展開は意外と流れると考えて後方組を高めに評価。買い目は◎の単勝と◎-○▲に馬連・ワイド・三連複。

 

◎ソウルラッシュ

条件戦の内容が重賞で即通用するレベルに見える。渋った馬場でも足が止まらない馬なので今回の条件も追い風。人気しすぎだけど一番強いので逆らえない。

○カラテ

本命馬を除いてこの馬が唯一G1級の器。馬場が渋って上がりがかかりそうなのもプラス要素と見ているが、転厩初戦、初の阪神、変則ローテと不安要素は多い。

▲ダイワキャグニー

ハイペースでも前で粘れる馬。重賞レベルの馬の中で二番目に評価が高かった。

 

1人気ホウオウアマゾンは1600mで最後足が止まるレースが目立っている。5着に残ったマイルCSは前半3F35.6と楽な展開だったにも関わらず直線で何度も手前を変えて苦しくなっている様子があり、6着以下の顔ぶれと今回のメンバーを比較しても展開一つで十分に逆転されうると判断。

 

反省

◎ソウルラッシュ(1着)

強すぎて震えた。上がり最速ながら34秒台の決着でこの馬に実績がある展開となり、安田記念に適性があるかはまだわからない状態となった。それでもここでは格が違う内容の競馬をしていて、展開を無視して狙いたくなるほどの強い走りだった。

○カラテ(7着)

元々切るつもりで予想していたけど当日になって実績だけで対抗に入れた。落鉄があったようだが、状態も揃っていないように見えた今回は狙うべきではない。

▲ダイワキャグニー(13着)

芝のマイル戦は持続ラップで粘るレースが続いていただけに、この手の展開で大敗するイメージが湧かなかった。京都金杯の時ほど状態が良くは見えなかったし、馬場も悪くて前進気勢が乗らなかったということにしておく。

2着ホウオウアマゾン

普通に1600mをこなしたレースで直線も苦しくなっている様子はなかった。道中はずっと単騎で楽を出来ていて、これくらい時計が掛かる馬場なら距離が持つし道悪も苦にしなかったということだと思う。極端な加速ラップには着いていけない馬だと思うので引き続き1600m戦では疑いの目を向けていきたい。

 

前が苦しくなる予想をしたら全然違った。後ろが来ても良さそうな展開なのに1着馬以外が誰も来ない謎レース。

本命馬以外に買いたい馬が特に見つからないなら大人しく単複にするべきだった。

 

 

フローラステークス 東京2000m芝 雨・良

 

予想

◎ルージュスティリア 15着 1人気

○エリカヴィータ 1着 5人気

▲ルージュエヴァイユ 5着 3人気

△パーソナルハイ 2着 4人気

 

オークストライアルということで、出走権を取ってほしい馬に重めの印。クラシックの牝馬は順調に賞金を積めていない素質馬がいると見ているのでトライアルレースは期待度重視。買い方は◎の単勝枠連7-1,2。どっちも馬連の合成オッズより1倍以上ついているワザップ馬券。

 

◎ルージュスティリア

チューリップ賞で高い評価をつけたのでここは本命。前走はスタートさえ決まれば桜花賞の権利を取れても良かった。オークスに出てほしい馬ナンバーワン。

○エリカヴィータ

フェアリーSは最後方でかなり手応えが良かったので距離は延びてよさそう。唯一の判断材料である新馬戦のパフォーマンスから能力が高いのは明らか。

▲ルージュエヴァイユ

オークスで通用するイメージはあまりないが、それなりの相手に2戦2勝とここでは流石に力が上。

△パーソナルハイ

桜花賞6着の内容で能力が足りる。中1週の不安はあるが距離は伸びて良さそう。オークスに出てきてもあまり興味が湧かないので能力に対して印は低め。

2人気ラスール

距離が伸びるのもあまり良くなさそうだしそこまで強くない。

 

反省

◎ルージュスティリア(15着)

今回の着順は明らかにこの馬の能力ではないし、輸送など何らかで状態が整わなかったと考えて度外視としたいところ。全く走らなかったりゲートを出なかったりと付き合い方が難しいので信用度は大きく下がった。この手の馬を本命視することは当分ない。

○エリカヴィータ(1着)

超絶前有利の展開で内枠からあの位置を走れば届いて良い。残り100mで一気に距離を詰めて追い抜いた一瞬の加速は目を見張るものがあるが、新馬戦同様に追ってからかなり反応が鈍いのは気になった。

▲ルージュエヴァイユ(5着)

馬群で揉まれながらの競馬で直線では狭い所を抜けて伸びてきた。追い込み一本の馬は展開待ちなところがあるし、後ろから届くレースではなかったので仕方なし。権利が取れたら意外と善戦していたかもというくらい良い内容だった。

△パーソナルハイ(2着)

こんなに楽が出来る展開になるとは思わなかったが、力はある馬なので納得の着順。このラップで逃げられるなら本番でもペースを作ってくれそう。

3着シンシアウィッシュ

スタートで外のヴァンルーラーと接触してあちらが後ろに下がっていったのが良かった。先行馬の中では走れる部類だが、道中は本来なら前にもう一頭いたと思うし最後は勝ち馬と併せて頑張れる走りやすい内容だったので今回は運勝ち。

 

トライアル特有の緩いペースなのか、1000m通過1:00.2なのにパーソナルハイが単騎突き放して逃げていて圧倒的に前残りする展開。能力基準で馬を選べないレースだった。

ルージュスティリアがオークスの出走権を取るべきだと思っていたのでそれに即した情の馬券買いをした。結果的には虚無レースだけどパーソナルハイが出てくるのは面白いのでそれはそれでいいか。

 

4/16,17の重賞振り返り

4/16

アーリントンカップ 阪神1600m芝 晴・良

 

予想

◎ダノンスコーピオン 1着 1人気

○キングエルメス 3着 4人気

▲タイセイディバイン 2着 7人気

 

ダノンスコーピオンが素質で抜けており、それ以外は重賞好走馬と自己条件を1-2勝の馬というメンバー。展開は極端なペースにはならなさそうなのと実力コースなので重く見ず、純粋に実績上位な素質馬を上位に取る。本命馬とそれ以外の信頼度に壁があったので買い目は◎の単勝と◎-○▲のワイド。

 

◎ダノンスコーピオ

状態の揃わなかった前走を度外視すると明らかに一強。今回は追い切りやパドックの気配から復調している様子が見て取れて、素直に軸として信頼できる。

○キングエルメス

骨折休養明けの1戦目だが状態は問題なさそう。1ハロンの距離延長は課題も、京王杯2歳Sでの相手関係を考えるとただの1,2勝馬たちには負けられない。

▲タイセイディバイン

ファルコンSは前が詰まりながらも外を回して2着と非常に強い内容だった。2000mでぱっとしないレースが続いていたが、マイル戦では純粋に能力が高い馬だと受け取っている。

2人気ジュンブロッサム

単純に上位3頭の評価に劣るので見送り。追い切りもそんなに良く見えなかった。

 

反省

◎ダノンスコーピオン(1着)

直線では前が壁になりながらも進路が開くまで辛抱強く待っていて川田騎手の手腕を感じる内容。全開に追えた2着馬を差し切っているのだからここは一枚以上も上だった。

○キングエルメス(3着)

3コーナー手前で前の馬のキックバックを食らったのか内ラチ側に逃避するような行動があって、落ち着くまでしばらく暴れる様子を見せていた。直線では左右にふらつきながら走っていて、骨折明けで状態が完全ではなかったのかもしれないし、1600mが少し長いのかもしれない。見直せる要素が多々あったにしては上々の結果だが、休養前のパフォーマンスを考えるともっと強い競馬を期待していたので少し評価に悩む。叩いた上積みは間違いなくあるが…。

▲タイセイディバイン(2着)

最後は内によれる素振りもあり、早めに抜け出した分苦しくなってしまった。前走よりメンバーレベルが上がった印象のここも後続を突き放していてやはり能力が高い。この路線なら引き続き注目の一頭。

4着ジュンブロッサム

位置取りの関係で届かなかったが、長い距離を使っていた馬が距離を縮めて後ろからになるのは仕方ないと思う。またマイルを使うなら位置取りは鍵になってくる。

 

本命が何とか勝ってくれたからよかったものの、重賞ではマークされやすい人気馬が不利を被ることが多く、単勝はリスクが大きいと感じた。印3頭で決着したのにほどほどの配当なのも寂しいので今後は100円だけでも印の馬連や三連複を持つことにする。

 

 

中山グランドジャンプ 中山4250m障害 晴・稍重

 

予想

なし

障害はパス。一叩きして上積みがありそうなオジュウチョウサン応援。

 

 

4/17

アンタレスステークス 阪神1800mダート 晴・良

 

予想

◎グロリアムンディ 2着 1人気

 

皐月賞の裏開催なので当日予想禁止で簡単に。展開は後ろにオメガパフュームがいるおかげで前でやり合うのは自爆行為なので、騎手心理としてペースが落ち着くはず。簡潔さ重視で買い目は◎の複勝1点。

 

◎グロリアムンディ

名古屋城Sがなかなか粒ぞろいな相手だった中で圧勝しており、単純にオープンレベルでも力上位なことがわかっている。アルドーレやニューモニュメントを倒しているなら本物。

2人気オメガパフューム

ここでは格上だが、明らかに叩きで使われているのと展開予想が面倒で差し届くか考えたくなかったので様子見。対抗評価でも良い。

3人気バーデンヴァイラー

競りかけてくる馬がいない楽なレースばかりで勝っている点と、OP戦の相手関係の比較で評価を下げた。今回は楽に行かせてもらえなさそうだし、上の2頭に比べて走れる裏付けがない。

 

反省

◎グロリアムンディ(2着)

序盤からバーデンヴァイラーを厳しくマークして競り落とし、他の馬が崩れる中で唯一前からしぶとく伸びた強い内容。やはりオープンでも力上位で、今回はただただ相手が悪かった。

1着オメガパフューム

外を回って悠々と差し切る圧巻の内容。斤量も休み明けも関係なく力が違った。この馬が同一条件で走ったらこのメンバーで負けるわけがないし、力量の測り切れない上がり馬たちより信頼度は高かったかも。今回は上がり馬を買いたい気分だった。

3着ニューモニュメント

直線で運よくオメガパフュームと併せられたのと前が崩れるなど展開に恵まれてなんとか3着に食い込んだが、着実に力をつけている馬でオープンでの好走歴を見るとこれくらい走っても驚けない。グロリアムンディの物差しとして非常にありがたかった。

 

意外と前がやり合って差し届く展開になった。ダートは前に行かないとダメな馬だったり砂を被ると嫌でポジションに制限がある馬がいたりするので予想が難しい。去年のテーオーケインズの例からダートの新星を買いたい気分で最強馬に逆らって上がり馬を買ってみたが、グロリアムンディが最終1番人気になっていたのは驚いた。

 

 

皐月賞 中山2000m芝 曇・良

 

予想

◎イクイノックス 2着 3人気

○ドウデュース 3着 1人気

▲ジオグリフ 1着 5人気

 

内ラチから4頭分くらいの馬場が完全に死んでおり、外を通らないと勝てない。直線では馬群が外に大きく膨らむので後ろすぎるのもダメ。以上から道中馬群の外目を追走した馬がかなり有利なレースで、印はそのポジションを取れそうな3頭を選択。運よく評価が高い馬と展開利がありそうな馬が被った。難解なレースで本命馬が来たら勝ちにしたかったので、買い目は◎の単複を中心に◎-○▲のワイドも少し。

中距離重賞のレベル評価は以下の通り

共同通信杯≒イクイノックス>弥生賞ホープフルSスプリングS,京成杯,きさらぎ賞

 

◎イクイノックス

競馬歴が長くなるほど惰性で簡単に切りそうな馬だったので、フレッシュさを意識して鋼の心で本命に。ダービーが大目標となっているがそれなら露骨に共同通信杯青葉賞なども使えるわけで、敢えて皐月賞を使っていることを評価したい。過去に遡ってもダービーを勝てるレベルの馬が皐月賞で凡走している例があまり見つからなかったし、素直に3歳牡馬の中で1,2を争う素質を持っていると見込んだこの馬を信じることにした。そもそもキャリア2戦の馬に不安要素を挙げればいくらでも出てくるのは当たり前。

○ドウデュース

臨戦過程から皐月賞に向けた準備が一番できているのはこの馬だろう。どんなペースにも対応できる器用さがあって減点要素がほとんどなく、不安要素は周りとの力関係だけ。弥生賞の内容とメンバーレベルを考えると絶対軸とまでは言えなかった。

▲ジオグリフ

新馬戦と57㎏を背負った共同通信杯がかなりのハイレベルレースで、この2戦から中距離では世代最上位の能力を持っていることがわかる。枠順もドウデュースなどを見て外から行ける絶好枠。前走を見てから喉鳴りは全く考慮しないで良いと思っている。

2人気ダノンベルーガ

荒れた内側を走らされる点で大幅割引。これもイクイノックスと肩を並べる素質馬で、スムーズな競馬が出来るなら上位評価したい馬。追い切りの走りからは右回りに対する不安は感じられない。5番手評価。

4人気キラーアビリティ

内枠な点とホープフルのレベル自体を疑問視しているので評価が上がらない。ホープフルでは上手く乗っていたが折り合いの難しい馬で、追い切りも動きが良くなくて当日の信頼度も低い。

6人気アスクビクターモア

ポジションを取れる分他の内枠の馬より良い進路を取れそう。レースレベルの比較と枠順で優劣のついたドウデュースとの比較で少し見劣ってしまうので評価が上がり切らない。4番手評価。

 

反省

◎イクイノックス(2着)

大外枠からで壁が作れず、キャリアが浅いためか折り合いの怪しいところを見せた。2コーナーの終わりから向正面の中緩みしていた地点で我慢できずに前に出て行ってしまい、最後は内側に切れ込むなど掛かっていた分で終いが甘くなって完璧に折り合いをつけた勝ち馬に目標にされてかわされた。長期休み明けかつキャリア2戦の馬に求めすぎかもしれないが、今後の大きな舞台を考えると道中掛かるところが見えたのは減点せざるを得ない。素質だけで他馬を圧倒した内容だったが、一方で課題も見つかった。

○ドウデュース(3着)

スタート後意図的に位置を下げたのが裏目に出てポジションで完全に負けてしまった。これまでは器用に立ち回って力以上に着順を出している印象だったが、最後は一番外を通って能力だけで3着に食い込んでいて更に評価が上がった。

▲ジオグリフ(1着)

これまでは少しの接触でも掛かっていたような気性難の印象だったが、今回は早めに外からかわされてもしっかりと我慢が効いていた。コーナーではひたすら外側を回されてかなり負担の大きい進路取りだったにもかかわらず手応え十分に最後まで伸び続けていて、正直圧勝と言っていいレベルの内容。今回のように上がりのかかる条件なら無類の強さを見せており、戴冠にふさわしい素質を持った馬だと思う。疾患持ちなのがとにかく心配だが無事に競走馬生命を続けてほしい。

4着ダノンベルーガ

最内枠なりに前に出していく競馬をしていて、最後は馬場の綺麗な外に出していってアスクビクターモアと併せてスムーズに追い出す素晴らしい騎乗だった。出来ることをやっての4着で今回は極端なトラックバイアスと枠順に泣かされる結果になったが、前に出す競馬も出来ることが分かったのは大きな収穫。

5着アスクビクターモア

この馬場で内枠から逃げて差のない5着に粘っているのは実は凄い。上位4頭には素質で少しだけ劣っている印象に変わりはないが、この世代で着順通りの力は持っているという評価で引き続き今後も楽しみな一頭。

6着オニャンコポン

ラップはもう少し淡々と刻まれてホープフルSのような構成になると思っていたが案外中緩みする京成杯と似たような構成になり、この馬の得意な条件になった。緩んだ地点で掛かって出ていったイクイノックスと我慢して差し切ったジオグリフが京成杯のロジハービンとオニャンコポンに被って見えて面白かった。

 

上手く言語化するのが難しいが、このレースは適性よりも素質を重視したほうが良いと思って印を選択したので思った通りの実力決着になって良かった。

買い目は本命馬と心中で気持ちを固めたので単複中心になった。本命馬に思い入れがありすぎて相手が来なかった時のことをケアして弱い買い方をしてしまうことがたびたびあるが、このレースに関しては力関係の見極めが難しく馬場や各馬の立ち回りによるところも大きかったので攻めきれない馬券でも仕方なかったかなと思う。ここもアーリントンCと同じで印3頭決着なのに配当がそこそこ。100円で良いので印の馬連と三連複を握ろう。

 

4/9,10の重賞振り返り

4/9

阪神牝馬ステークス 阪神1600m芝 晴・良

 

予想

◎アカイトリノムスメ 競争除外

○デゼル 3着 2人気

▲マジックキャッスル 5着 4人気

△ジェラルディーナ 6着 3人気

☆アンドヴァラナウト 2着 1人気

消し それ以外

 

実績のある5頭とそれ以外というメンバー。直線だけの勝負になりそうなレースで、別定戦で紛れも起きなさそうなので伏兵にはノーチャンスと見ている。買い目は◎-印、○-▲の馬連5点。

 

◎アカイトリノムスメ

位置も取れるし切れる足も持っている、どんなレースもこなせる馬。56㎏と1番人気を背負っても軸で買えるだけの素質を感じる。

○デゼル、▲マジックキャッスル

去年の1,2着馬で、末脚勝負では無視できない。マジックキャッスルの前走は前が壁になっただけで復調傾向のはず。

△ジェラルディーナ

一番速い上がりを使えそうなのはこの馬だが、距離がやや短く追走で遅れを取りそう。大阪杯を使う予定だった馬が1600mで強豪相手に通用するか。

☆アンドヴァラナウト

立ち回り勝負で実力以上の結果を出してきた印象の馬で、阪神外回りの直線は長すぎると思う。有力馬の中では最も前で競馬ができるし、粘って残り目ならありえる。

 

反省

本命馬が競争除外になってもうおしまい

 

○デゼル(3着)

Bコース替わりと超高速馬場で、外を通った馬には厳しかった。繰り上がって本命となったが、この位置での評価は間違っていないと思う。

▲マジックキャッスル(5着)

デゼルよりも後ろから外を通っては無理な話で、走りっぷりから復調しているのは間違いない。過去の戦績を見ると少し物足りないのでピークアウトしているのかとも思うが、好走していた時の相手関係と比べると実は元々これくらいの能力だったようにも見えてくる。

△ジェラルディーナ(6着)

上がり最速を使ったのは偉い。好きな馬だから情で△にしたけど上位5頭の中では真っ先に切れる馬ではあった。

☆アンドヴァラナウト(2着)

相変わらず立ち回りが上手。能力が足りていなくて過剰人気もしているので嫌って一番下に置いてみたが、私情抜きなら▲に置いたほうがいい。

1着メイショウミモザ

内をロスなく立ち回って一番良い進路を取ったとはいえ、同じく完璧な競馬をしたアンドヴァラナウトには完勝していて着順通りの評価をせざるを得ない。かなり骨っぽいメンバーといきなり肩を並べるとは恐れ入りました。

 

クリスティが案外レースを引っ張ってそこまで緩~い流れにならないのを読めなかったし、馬場が極端すぎることも読めなかった。翌日の桜花賞の参考になった。

買い方は、上位を1頭も切っていないので実質の頭数にしては買い目を広げ過ぎている感じがする。情馬券を買わなければ4点で普通くらいだからこんなものかも。

 

ニュージーランドトロフィー 中山1600m芝 晴・良

 

予想

マテンロウオリオン 2着 1人気

○エンペザー 4着 7人気

▲サーマルウインド 8着 8人気

△ジャングロ 1着 3人気

リューベック 3着 6人気

ティーガーデン 5着 2人気

消し デルマグレムリンアバンチュリエ

 

マテンロウオリオンと距離をこなせればジャングロが走ってきそうなくらいで、その他は小粒なメンバー。買い目は◎から馬連流し5点と、穴馬ボーナスで○-▲のワイド。

 

マテンロウオリオン

素質が一枚上。前走は展開が恵まれたとはいえローテも厳しかったし本来は末脚を活かす競馬の方が得意なはずで、後方から外をぶん回す雑な競馬でも勝ってしまいそう。

○エンペザー、▲サーマルウインド

マイルを使った馬の中でマシな競馬をしていたのがこの2頭。他は1600mが適性距離か不明な馬か、力が足りなくて買いたくない馬しか見当たらない。

△ジャングロ、△リューベック

単純な素質では2,3番手の馬たちだが、1600mが良いのかわからない。ジャングロは6着に負けた東京1600mが0.2秒差で意外と負けていないし、前有利の中山に替わるのと成長分も込みでこなしてきそう。

ティーガーデン

印を打った前走が外枠かつ後方とかなり不利なレースだったので今回も買ってみたが、過剰人気だし能力も疑わしいのでこの程度の印なら手を出さない方が良さそう。

4人気デルマグレムリン

力が足りない。

5人気アバンチュリエ

力は足りそうだが気性難でほぼ確実に折り合いを欠く。

 

反省

マテンロウオリオン(2着)

休み明けでパフォーマンスが下がるという鞍上のコメントがあったが、格上なりの立ち回りをして負かせなかった程度には相手が強かっただけだと思っている。

○エンペザー(4着)

距離が謎な2頭がどっちも強かったので届かなかった。

▲サーマルウインド(8着)

勝ち馬の真後ろで最内を通ってこの着順では力不足としか言いようがない。前走と展開も似たようなもので適性外とも言い訳出来ず、単にレースレベルが低かったのだろう。

△ジャングロ(1着)

34.7-34.7で逃げ切るんだからちゃんと強くて勝っているように見える。買い目の都合で△になっているが、内心は対抗くらいの評価だった。この馬にとって走りやすいメンバー構成だったとは思うので、レベルが上がったマイルで通用するか。

リューベック(3着)

戦ってきた相手が悪かっただけで3歳オープンの中では上位の力を持っているし、距離適性とか関係なく今回の相手関係では順当な着順。使ってきた距離と能力からしてそこまで大コケするはずがないし、対抗評価まで上げられたかも。

ティーガーデン(5着)

買うな。

6着エイシンシュトルム

前走が意外にレースに参加していたのでちょっと気になっていた。使うごとにパフォーマンスが良化していてどこで買い始めるかの勝負が始まっている。

 

馬連流しだとあまり買いたくない人気馬まで買っちゃう心の弱さ。自分の予想で勝負しろ。

何故か払い戻し受けられてなくて、確認したら馬連流しの相手からジャングロだけ抜けていたっぽくて暴れた。よりによって?

アカイトリノムスメの除外でびっくりして頭おかしくなっちゃった。はぁ?

 

4/10

桜花賞 阪神1600m芝 晴・良

 

予想

◎ラブリイユアアイズ 18着 8人気

○ウォーターナビレラ 2着 3人気

▲アルーリングウェイ 8着 5人気

▲スターズオンアース 1着 7人気

▲ベルクレスタ 7着 9人気

ナミュール 10着 1人気

消し 2,4,7,9,10,13,14,15,16,17

消してない 1ナムラクレア,5ピンハイ

 

9文字の馬多すぎ。

ナミュールが少し抜けているくらいで他はほぼ力差がないメンバー。展開と馬場から決め打ちしたほうが良さそうなレースで、極端な逃げ馬がいないことと阪神牝馬Sの内容から先行して内を通った馬がガン有利と判断したので、力が抜けているナミュール以外の外枠は全消し。買い目は印の3連複ボックス20点と◎-○▲にワイド流し、◎の単勝

 

◎ラブリイユアアイズ

阪神JFの2着は素直にウォーターナビレラに力勝ちしたと受け取っている。ウォーターナビレラの評価を基準に相対的に本命に浮上した。輸送後に20㎏近く減るのは前走と同じなので気にしなくて良さそう。謎血統で面白い。

○ウォーターナビレラ

本命との力関係と、1600mが微妙に長いのか終いで少し甘くなるのが気になるので対抗まで。当日の仕上がりでは一番よく見える。

▲アルーリングウェイ

今回のメンバーとは全く勝負付けが済んでいないが、レース内容や持ち時計からここでも通用する気配を感じる馬。好枠を引いたので立ち回りで優位に立てそう。

▲スターズオンアース

直近2走の内容から、前が塞がるようなごちゃついた先行馬群の中からでも抜け出してくるイメージが持てる。かなり力のある馬だと思うが、フェアリーSでは最後内側にぶっ刺さっているなど口向きに不安があるので評価を上げ切れない。

▲ベルクレスタ

スムーズでなかった直近2走も上位に食らいついていて、実績以上に力は持っている馬。今回は真ん中のそこそこ良い枠を引けたので本領を発揮してほしい。好きな馬でオッズも良かったので趣味で単勝を買った。印には情を入れていないつもり。

ナミュール

極端なトラックバイアスで大幅にビハインドを背負っているが、素質だけで上位に食い込めるか。前走だけ走れば能力ではまず足りるし、突き抜ける可能性もある。

 

反省

◎ラブリイユアアイズ(18着)

大敗した理由がわからない。馬群に入れず前めからずっと外を回されていたので厳しい競馬ではあったが、それにしても負けすぎている。馬体重も減りすぎで、前走がたまたま上手くいっただけで本来輸送は苦手なのかもしれない。あとは超高速馬場で時計勝負に向いていなかったか。うーん。

○ウォーターナビレラ(2着)

逃げ馬の二番手からレースを支配する完璧な騎乗。改めてみても内を通った馬の中で特段能力が高かったようには思えず、当日の仕上がりやローテーションの組み方、鞍上の実力などのわずかな加点要素が積み重なっての結果だと思っている。不安要素がほとんどなかったので逆らう必要はなかったかも。

▲アルーリングウェイ(8着)

重賞上位組と力の差を感じた0.2秒差。桜花賞の登録馬に名前があった時点から買う宣言をしていた馬で、予想の途中で「やっぱり足りないかもなぁ」と思って一旦消し評価に置いたりもしたが、最終的には情で買った。なんでこんなに人気してるの?

▲スターズオンアース(1着)

最後まで馬群に揉まれながらの競馬だったからか大きく崩れずに走っていた。ゴール直前で抜け出してくるのはこの馬の素晴らしいところで、能力だけを考えたら勝っても驚けない。斜行して降着まで考慮してしまったので強く狙えなかった。

▲ベルクレスタ(7着)

前が壁でスムーズな進路取りが出来ていなかった。外に出しながらナミュールの後ろを取るも前が伸びず、さらに外まで行ってようやく進路が出来るともうゴール直前。斜めに走っているだけでレースが終わった。最後は鋭く伸びていて、馬は通用していたと思う。

ナミュール(10着)

鞍上は勝てるように乗っていたと思うし、サークルオブライフの結果を見ると枠や脚質は言い訳に出来ない。連戦で萎えるタイプなのか、チューリップ賞で仕上げすぎてお釣りがなかったか。能力が高いだけに本番で噛み合わない結果が続いていて残念。

3着ナムラクレア

中団より後ろから行く馬だと思って買い目に入れなかった。ウォーターナビレラを見ながら経済コースを通って完璧な競馬が出来ており、展開に大きく恵まれた。先行することを考慮出来たら買い目に入れたかった。

4着サークルオブライフ

この馬の能力を以てしても1,2着馬にはまず届かないレースということで、外枠差し馬を嫌ったのは正解だろう。厳しい展開でも2歳女王に恥じない強い走りをしていて評価が上がった。新馬戦、チューリップ賞と休み明けではあまり走らないタイプに見える。

5着ピンハイ

強い差し馬の中で唯一内枠を引いたのでチューリップ賞と似た展開で突っ込んでくる可能性はあるが、勝負付けの済んでいるナミュールですら後方に厳しい予想では手を出しづらい。苦しくなってから外に膨れまくっていて、今回でちょっとだけ評価が下がった。

 

内先行ガン有利の読みが当たった。10着までが0.3秒差と大接戦で、力差がほとんどないのも予想通り。こういうレースでは今までのレース結果よりも当日の仕上がりなど細かい加点要素を拾った方が良かったらしい。

外枠全切りを通したくて攻めた買い方をしたが、3連系の経験が浅く咎められてしまった。切り評価にしない馬がいるならBOXではなく頑張って優劣をつけてフォーメーションを組み、消していないナムラクレアとピンハイを3列目に入れた方が馬券の組み立てとしては良かっただろう。展開のあやで簡単に着順が入れ替わる読みだったので軸馬がアテにならず、優劣をつけるのを嫌ったせいで買いたい馬を買えなかった。

例:◎○-◎○▲-8頭の30点。どうしても嫌なら8頭BOX56点+6頭BOX20点の複合とか。

 

4/2,3の重賞振り返り

久しぶりに重賞が2個だけだったので比較的穏やかに週末を過ごせた。(どっちも外れた)

今年は全重賞やるつもりでいたけど、既にほぼ捨てたみたいなものもあるし、1週で3つも4つもやるのはキャパオーバーを感じているので、パスするものを決めるなど向き合い方を考え中。

やっぱりG1で悔いが残らない予想をしたいし、少なくとも同日に裏でやってる重賞は前日までに考えた分で提出できるようにしておきたい。

 

4/2

ダービー卿チャレンジトロフィー 中山1600m芝 晴・良

 

予想

◎カテドラル 9着 6人気

ダーリントンホール 3着 1人気

▲ボンセルヴィーソ 13着 7人気

△カイザーミノル 7着 5人気

☆ミッキーブリランテ 8着 13人気

 

コース形態としては前有利の認識だがこの日の開催を見ていると明らかな外伸び馬場で、ペースもある程度流れそうなことから後方から捲って外を回ってくる馬が優勢になりそう。買い目は◎から印にワイド流し。

 

◎カテドラル

外差し有利ということでこの馬を本命にした。東京新聞杯の58㎏で完全に斤量負けしていたのが少し気になるが、1㎏軽くなる上に単純に後方の馬の中で一番力がありそう。

ダーリントンホール

1600mを使うようになってから堅実に走っていて単純に力上位。決め手に欠ける分勝ち切るイメージは湧かないが、掲示板は外さなさそうで馬券内の確率が高い。

▲ボンセルヴィーソ

中山1600mという特殊なコースを大得意にしている馬。前につける馬に厳しい予想で少し評価を下げたが、去年もハイペースの中で唯一前から馬券になっていて無視できない。

△カイザーミノル

能力や扱い的にはダーリントンホールと同じくらいの認識で堅実枠。位置取りが前になる分を割引。

☆ミッキーブリランテ

前走58㎏でボンセルヴィーソと差のない競馬をしており、今回は56㎏で出走。あちらを評価したならこの馬も評価しておきたい。

 

 

反省

◎カテドラル(9着)

道中は1,2着の馬と最後方で3頭仲良く走っていて、4コーナーから直線では3頭とも同じような進路取りをしたのにこの馬だけ来なかった。去年と全く同じようなラップ構成で、この馬は上がり3Fも走破タイムもほぼ同じなので単純にメンバーレベルが上がって通用しなかったという結論にしておく。下記はこの馬の走破タイム、上がり、レース全体のラップ。

2021 タイム:1.32.8 上がり3F:34.2 ラップ:12.3-11.0-11.0-11.3-11.5-11.8-11.8-11.9

2022 タイム:1.32.9 上がり3F:34.1 ラップ:12.2-10.9-11.1-11.3-11.6-11.7-11.8-11.7

ダーリントンホール(3着)、△カイザーミノル(7着)

同じ位置から似たような競馬をしていた。ダーリントンホールは馬場の綺麗な外側を走った分で3着まで伸びて、カイザーミノルは伸びない内側を通って最後に足が止まった。京都金杯でも案外伸びてこなかったし、マイルがやや長くて1400mが一番良い馬なのかも。前につけた馬に厳しいレースで2頭ともよく頑張っていた。

▲ボンセルヴィーソ(13着)

展開も向かなかったし、コース実績もほぼ毎回先行してラチ沿いを綺麗に回っての好走なので内側の馬場が荒れていては厳しかった。馬場・展開共に向かい風なこともわかっていたし、力もやや見劣りするこの馬を狙ってもあまり良いことはなかった。

☆ミッキーブリランテ(8着)

力があれば好走しても良い展開と騎乗内容だったので単に馬の力が足りていない。ずっと1400m以下を使っていた馬で、タフな展開の1600mは流石に長かったか。

1着タイムトゥヘヴン

揉まれるのが苦手な馬らしい。後方待機が展開・馬場と噛み合った。後方組3頭の中で一番仕掛けを遅らせていて、タメが効いた分で一番弾けた感じ。2走前の大野騎手が乗ったニューイヤーSでは大外をぶん回して地味に上がり2位で伸びてきていたので、これをめちゃくちゃ拡大解釈すれば今回走ってきた理由になりそう。レースが終わるまでこの馬の特性にも詳しくなくて完全にノーマークだった。実績を見ても力自体はある馬なので今後は大外ぶん回しが有効そうなレースで検討したい。

2着フォルコメン

出遅れから後方待機で新味を見せた。M.デムーロ騎手はこういう馬の力を引き出すのが本当に上手い。調教内容がかなり悪く映って余裕で切っていたし、後方待機で鋭い上がりが使えるのも知らないので無理。勝ち馬同様に後方ポツンが有効そうな時に鞍上込みで狙うかどうか考えるかも。

4着グラティアス

3コーナーの入りで中団から早めに仕掛けていったのにロングスパートで最後まで伸びていて、競馬としてはかなり強い内容だった。前走はスローペースを最後方から追って届かずの5着で実は内容として悪くなく、マイルに距離を縮めて上り調子に見える。

15着リフレイム

過去の中山がまだ逃げる競馬を覚える前で度外視出来るので右回り適性がないとは思わないが、好走した条件戦がスローペースで楽に行ける競馬ばかりで、今回は多頭数でハイペース・他の逃げ馬に絡まれるなど不安要素が多かった。飛びが大きい馬で単純に小回りの中山が合っていないのもありそう。また右回りを使うならワンターンのマイル、例えば阪神1600mを走れるかで適性を問い直してほしい。

展開と馬場の読みは相当良かった。本命馬が1,2着馬とほぼ同じ競馬をしていて読み通りの理想的な展開だったのに、かすりもしていない。残念。

買い方については、このレースは事前に予想がまとまらなかったので雑に印を打っておいた状態で当日を迎えていて、直前に馬場などを見て本命馬を決めたので適当な買い目になってしまった。事前では前有利で考えていて前めの馬を中心に選択していたが、レース前には後方有利と結論付けていて展開予想と他の印が噛み合っていない。本命を信じるなら◎の単複にした方が良かった。

 

4/3

大阪杯 阪神2000m芝 曇・良

 

予想

◎ジャックドール 5着 2人気

○レイパパレ 2着 3人気

▲エフフォーリア 9着 1人気

消し 2,3,5,7,10,12,13,16

 

ジャックドールが中心のレースで、この馬の作り出す前半59秒台・後半58秒台の超高速ラップに対応できるかが好走の焦点となる。前半59秒のレースは普通なら後半でもっと時計が緩むはずなのにこの馬の場合は更にギアが上がるので、よっぽど鋭い上がりを使えないと後ろから捉えるのは難しい。上位3頭とそれ以外で明確に力の差があると見ているので買い目はジャックドールの単勝、◎-○の馬連、◎○▲の三連複。

 

◎ジャックドール

最強。前走では馬場や斤量の有利はあったにしろ、レコードを大幅に更新するレースを自分自身で作った上で2着のレイパパレを2馬身半も突き放しているのは流石に強さを認めざるを得ない。状態も引き続き良さそうで過酷なローテや前走の激走の反動も感じさせないし、右回りについても過去のレースや調教での足さばきを見る限りは不安に思わない。今回もハナを主張したくて絡んできそうな馬がいるが、テンのスピードが違いすぎてこの馬が自然に先頭になると思う。

○レイパパレ

減点要素が見当たらない。前走でジャックドールの作るレースにも対応済みで、今回は叩き2戦目のメイチ仕上げ・得意の阪神・斤量差が減るなど条件が全て好転する。力負けや展開のあやで着外はあるかもしれないが、凡走するイメージが湧かない。3着内としては実は一番信用できるかもしれない。

▲エフフォーリア

上位3頭の中で最も不安要素が多い。まずこの馬が経験したレースは1000m通過が60秒程度のスローからの末脚勝負ばかりで、ジャックドールが作るタイトな流れに対応できるかわからない。次に、阪神内回りはルメール騎手ですら苦手だと言うほど癖のあるコース。鞍上の横山武史騎手は阪神2000mで4回しか騎乗経験がなく1-0-0-3、2200mでも5回しかなくすべて着外。当然エフフォーリアも阪神は未経験で、人馬共にコース適性が問われる。最後に、1週前追い切りの時にささやかれた状態面の不安。最終追いで改善されたように思ったが、当日パドックで見てみると良い時の覇気が感じられなかった。地力でなんとか着内は確保しそうだが、この馬が頭で来る可能性はかなり低いと思っている。

4番人気アカイイト

前走の中団から粘り込む走りではレベルが格段に上がる今回は通用しないと見ている。またジャックドールが作るレースは後半のラップが緩まないのでこの馬が一番力を発揮する上がりを使って捲りにいく競馬は通用しないし、少なくとも後方からの競馬でエフフォーリアに先着している様子が全く想像できない。

5番人気ヒシイグアス

香港に出られなくなったので急遽参戦。脚質的に力を発揮できそうで能力でも見劣りしないものがあるが、急仕上げで状態が伴っていないように見える。

 

反省

◎ジャックドール(5着)

落鉄の影響は一旦無視して考える。他の馬に絡まれると気を悪くしてしまうのか単騎逃げにとことんこだわる騎乗で、序盤から他馬に絡まれ続けて厳しいレースになった。ちょっかいを出してきたアフリカンゴールドは出ムチまで使ってガンガン押しての序盤戦で、最初の400m地点で10.3秒と異常なラップを踏んでいる。その結果前半58.8秒とこの馬のキャリア史上最速のペースで、残り200mで足が上がって失速してしまった。計算上この馬は58.8-60.1で走破していて、後半の方が遅くなったのも初めて。ここまで露骨にマークされないと思って本命にしているしアフリカンゴールドが予想外に頑張りすぎだけど、今回のように他馬に粘着される可能性があるなら少し割り引く必要があるかも。使い詰めで馬場も展開も悪い中で奮闘してくれて重い印を打った甲斐はあったが、頭で買うのは流石に情の要素が強すぎだった。

○レイパパレ(2着)

川田騎手の金鯱賞での対ジャックドール経験や叩き2戦目の上積みなど着順を覆すのには十分に要素が揃っていた。完璧なレース運びだったが、最後は4コーナーを馬なりで回ってくるほど余力があった勝ち馬に目標にされてしまった。あの予想の内容ならこの馬も本命と同じだけの評価をつけたほうがよい。

▲エフフォーリア(9着)

不安要素を乗り越えられず概ねそのまま結果に反映された印象。鞍上コメントによると道中一度もハミを取らず前進気勢がなかったらしい。素人目にも本調子でないことがわかる仕上がりだったし、敗因として最も大きいのは状態面だろう。エピファネイア産駒の早熟傾向みたいな話は全然信用していないし古馬になっても高い能力があると思っているが、今回は精神面が整わずの敗戦なので今後立て直してくるのかが心配になる内容だった。その他、今思うとパンサラッサが引っ張った有馬記念で中団やや後ろの位置取りになったのはこの馬にしては少し早いペースだったので馬なりであの位置になったというのもありそう。置きで3番手評価になっているが、この評価ならもっと露骨に馬券から完全に外すとか出来たよなと思う。勇気。

1着ポタジェ

荒れた馬場や上がりのかかる競馬ではG1上位で十分通用する能力がある事は過去のレースで明らかだったし冷静に見ていくと十分足りていい馬だったのに、馬柱の汚さで霞んで見えていた。秋天は適性外なので度外視するとして、ポジションが取れない競馬が続いていて直近2走が下降調子ということで、今回状態が相当良くなっていないと手を出しづらいし、仮に実力を正しく評価できたとしても上位3頭に食い込む重い印は打てなさそう。言われてみればこれくらい強い馬ではあるけど難しい。

3着アリーヴォ

3コーナーの入りでは後方馬群にいたのに内側をするすると通って4コーナーを抜ける頃には勝ち馬を捕まえられるポジションまで上げてくるという、武豊騎手の素晴らしいエスコートに応えてくれた。早めにスパートに入った分で最後の最後に甘くなってしまったがゴール直前までは勝ち切りもありそうな脚色で、今回の着順はフロックではなく馬の力を感じる内容だった。小倉大賞典も見直してみると実は2着以下にかなりの力差を見せる圧勝で、実は能力が足りていた馬。4番手か5番手くらいの評価ではあったけど今回は上位3頭で決まると思ったので手を出さなかった。

7着アフリカンゴールド

この馬は凄い。序盤からガンガン飛ばして無理に前に絡みに行って普通なら惨敗する展開なのにジャックドールと0.1秒差の7位入線。前につける競馬を試しだした直近3戦がかなり展開に恵まれていたので気が付かなかったが、これだけのハイペースで走っても前で残れることを証明してしまった。高齢馬で折り合いは抜群につくし、とにかくスタミナ量が凄い。もう伏兵止まりの評価では置いておけない。

展開予想はアフリカンゴールドの過小評価のせいで少しずれたものの大筋は合っていたし、圧倒的実績を妄信せずにエフフォーリアを3頭の一番下に置けたのは良かった。良馬場発表だが断続的に雨が降っていた影響で馬場が悪くなっていたらしく、道悪適性も強く問われるレースだった。JRAの発表やゴール前の映像を見ただけでは悪くなっているのに気が付かなかった。

買い方はジャックドールが最強なところを見たかったので希望込みで単勝から握ることになった。それ以外では全面的にレイパパレを信用した馬券を買っているし、冷静に考えるとこっちを本命に置けたら良かった。また、エフフォーリアの評価が低く3強が揺らぐ可能性が高いなら4頭目が馬券になるはずで、4番手を考えた馬券は持ったほうが良かった。これはパドックを見て▲の評価を下げたせいなのでアドリブを求められてちょっと難易度が高い。オッズと比較するならエフフォーリアより4頭目の方が期待値が圧倒的に高いのでこの辺は勉強。

 

2レースとも展開は読めているので、全出走馬から適性がマッチする馬をちゃんとピックアップして評価をつけていく必要がある。ぱっと見で買いたい馬のリストから序列を付けることしかできていない。

3/26,27の重賞振り返り

3/26

毎日杯 阪神1800m芝 小雨・稍重

 

予想

◎ドゥラドーレス 3着 1人気

○ピースオブエイト 1着 4人気

▲ホウオウプレミア 6着 6人気

 

これまでの3歳馬戦の反省から展開や位置取りの決め打ちはせず素直に能力が高い馬から選んだ。馬場は前で内を通った馬が有利に見えるが頭数が少ないのでそこまで影響はないはず。買い目は◎から印2頭にワイドと馬連を少し。

 

◎ドゥラドーレスはこのメンバーで唯一もっと大きな舞台で活躍するスケールを感じる馬。持っている末脚が一段以上も違うのでここはスカっと勝ってもらいたい。

○ピースオブエイトは小倉・阪神とタフなコースで2戦2勝なのが良く、負かしてきた相手も非常に強い。本命馬には決め手で劣るがここは地力上位と見ている。

▲ホウオウプレミアは過去に高い評価をつけた京成杯がちぐはぐな内容だったので見直してみたい。

2人気リアド、3人気テンダンスは能力を疑う余地があったので無印。特にテンダンスはアサヒが案外強くなさそうで東スポ杯組のレベルに疑問を持ちつつあるのと、京成杯の内容から道悪が得意には見えない。

 

反省

◎ドゥラドーレス(3着)は4コーナーで包まれこそしたが、敗因としては馬場の綺麗な外まで持ち出すロスが大きかった印象。並の馬では3着まで届かないところを驚異的な末脚で来ているので地力が抜けていたのは事実のよう。今回のレースを見る限り道悪は苦手なのだろうし、綺麗な高速馬場でないと信用しづらいか。

○ピースオブエイト(1着)は終始12秒前後を刻む優秀なラップで逃げ切った。これまで差す競馬をしてきてこの戦法を取るのは意外だったが、道中折り合いを欠いている様子もないので自在性の高さと捉えていいだろう。残り200mでベジャールに競られると右ムチ1発で手前を変えてまた伸びていることからも操縦性が高いことがわかる。事前の評価よりも強い馬かもしれない。

▲ホウオウプレミア(6着)は1,2着の馬の真後ろを通って伸びあぐねている。道悪が苦手でスタミナを削がれたか早いラップで足が溜まらない地力の足りないかのどちらかで、少なからず力が足りていない面はあったように思う。

2着ベジャールはここまでの3戦の内容では今回通用するようには見えなかった。全体的にぬかるんだ馬場を苦にしている馬が多かったので、道悪得意かつ前有利な馬場を味方にしての結果と捉えている。直線で外によれながら走るなど不安もある馬で今回の結果だけで高い評価は付けにくい。事前にこの馬の道悪適性を見抜けないしどうやっても印は打てなかった。

 

日経賞 中山2500m芝 曇・稍重

 

予想

◎アサマノイタズラ 8着 3人気

○タイトルホルダー 1着 1人気

▲ボッケリーニ 2着 4人気

△ヒートオンビート 3着 2人気

 

タイトルホルダーが楽に逃げてしまいそうなメンバー構成で、スローペースと馬場を見ても前につけた馬が有利なレースにはなりそう。トラックバイアスを考慮しても◎がかなり良く見えてしまったので買い方は◎から印にワイドと馬連

 

◎アサマノイタズラは追い切りの動きが抜群だった。前走のAJCCが外を通って酷い距離ロスを被っていたにも関わらずハナ差4着と意外に良い走りだったので、鞍上と状態面のプラス分でここは通用すると見る。

○タイトルホルダーは展開も相手関係も向いていてこの馬で仕方ないレースだとは思うが、怪我明けで明らかに叩きで使っているなど状態が万全ではないので付け入る隙はある。

▲ボッケリーニはAJCCで唯一前から粘り込んだ馬で、あのスタミナがあれば距離はこなせるだろう。見た目以上にタフなレースが得意な馬で、重い斤量を背負わない別定戦では信用している。

△ヒートオンビートは距離に不安があるのはボッケリーニよりもこっちの認識。スローから末脚勝負になれば有力だが、展開が向かなければ崩れるタイプに見える。

 

反省

◎アサマノイタズラ(8着)は今回はコーナーで加速していけず不発。超スローペースで隊列が長くなりあまりにも展開が向かなかった。流石に重賞勝ち馬で後方組の中では先着しているが、上がりを見ても地力として展開の助けがないと難しいくらいのレベルで過大評価だったかも。ロングスパートで後方有利が想定される中山外回りなら検討してもいい。

○タイトルホルダー(1着)はここまで恵まれたら流石に負けられないといった内容で辛勝。ダメージを残さないように手加減して乗っていたようにも見えるが、この馬の能力を考えるとやはり出来落ちしていたように思うので次の天皇賞春に向けて状態が上がってくるかは気にする必要がある。今回は隙があったという認識は間違っていなかったが、展開利まで読めていたなら仕方なしで軸として据えるべきだったか。

▲ボッケリーニ(2着)、△ヒートオンビート(3着)は前でかなりの楽を出来ていたので順当に強い順に来た印象。ここの序列をしっかり当てられていたのは嬉しい。

5着ハヤヤッコは2,3着馬と同じ上がり最速タイを使うなど意外に走ってきて驚いた。超スローペースで追走が楽だったのと前残りの展開の助けがあっての着順なので今回の内容だけで高い評価はつけられないが、今後芝に出てきたらどこかで穴をあけることはありそう。

展開予想はスローの前残りで合っていたが、後方組に一切の出番が与えられないほどに緩いラップになるとは思わず。

展開利の読みや相手選びまでは完璧だったのに印の強弱で間違えたレース。◎は安定して走ってくるタイプではないのでこの馬から流すのはかなり悪い選択だった。ボッケリーニから行く勇気はなかったし、アサマノイタズラがかなり良く見えてしまったのとタイトルホルダーをオッズ以上に信用できなかった時点で買い方はちょっと苦しかったかも。

 

 

3/27

マーチステークス 中山1800mダート 曇・重

 

予想

◎ブルベアイリーデ 3着同着 3人気

○オメガレインボー 7着 4人気

カデナ 5着 8人気

△アナザートゥルース 8着 7人気

 

予想する時間を高松宮記念に使いたかったのでこのレースはあまりやる気がなく、ちゃんと考えていないので簡単に。

アイオライトが逃げそうなメンバー構成で、特に競りかけてくる馬もおらずスローに落ち着きそう。有力馬は後ろに偏っているが展開的に前残りがありそうなので1頭だけ抑える形。やる気がないのと買いたい馬のオッズが良かったので広めに◎○-○▲△でワイド。

 

◎ブルベアイリーデは重賞レベルで安定して走っていてここは一枚上手に見える。

○オメガレインボーは他の上位馬に比べて決め手でやや劣る印象はあるが、その分斤量に恵まれたので。

カデナ東海Sで5着と高いダート適性を見せた。高齢馬だが直近の芝重賞でも負けすぎておらず、相手関係も少し楽になるここは抑えて良いだろう。

△アナザートゥルースは前残り予想から前で一番強い馬を選んだ。

 

反省

◎ブルベアイリーデ(3着)は流石の安定感でなんとか着内に残せたが、特別切れる足は持っていないし相手なりに走る馬の域を抜けられない。どの位置からでも競馬が出来て大崩れはしないタイプで能力が足りるレースなら信頼度は高めで、混戦模様の中で選んだ本命としてはなかなか筋が良さそうだった。

○オメガレインボー(7着)は1800mが微妙に長そうなのと、今回の強い相手には地力面でやはり微妙に劣っている印象。0.5kgでは覆らなかった。

カデナ(5着)はトップハンデを背負いながらよく頑張っていたが、もう少し時計のかかる条件の方が良いのと、最上位の決め手を持っているわけではなくあの位置からでも届くような展開にならないと難しい。

△アナザートゥルース(8着)は前有利の展開にならなかったので仕方なし。

1着メイショウハリオは強烈な末脚を持っている馬で地力は最上位で間違いはなかったが、休み明けで状態が良く見えなかったので外してしまった。チャンピオンズCは大外枠かつ中京で不利な追い込みで度外視出来るし、今回も完調でない状態で勝ち切ってしまうなど最上位に近い力を持っていそう。実はみやこSでも本命だったのに信じきれなかったせいで馬券を取れず悔しい思いをしている。

2着ケンシンコウは前で一番強い馬はこれだった。過去の調教を見ても今回特別良い動きをしているようには見えなかったし、走ったり走らなかったりする馬でつかみどころがない。強いには強いみたいなのでムラっ気が治らないなら人気がない時だけ毎回抑えるか完全に無視するかのどっちかで扱おう。

3着ヒストリーメイカーは地力上位。過剰人気に見えて嫌ってみたかったのと予想が適当だった分もあって手が出なかったが、この馬の力と安定感を考えたらブルベアイリーデの一つ下くらいに置くべきではあった。

謎の1頭を除いて中団より後ろの馬で決着していて展開読みが外れた。特別前が厳しいラップにも見えないし、単純に前後ろの有利不利があまりなく力が発揮できた順番で入線したレースだと解釈している。

 

高松宮記念 中京1200m芝 晴・重

 

予想

◎メイケイエール 5着 2人気

○レシステンシア 6着 1人気

▲ダイアトニック 14着 6人気

▲ナランフレグ 1着 8人気

▲トゥラヴェスーラ 4着 7人気

△シャインガーネット

△ジャンダルム

△クリノガウディー

サンライズオネスト

3人気グレナディアガーズはメイケイエールより後ろの位置取りになっての大外はレースに参加できるレベルではないと判断して消し。

 

上位2頭を除いて力差がほとんどないメンバーで、コース性質上内からロスなく立ち回った馬が上位に来るレースだと思っているので相手を絞ることは不可能と判断。買い方は異常にオッズがついていたこともあって◎から○のワイドを本線に、印に沢山流した。

 

◎メイケイエールは今回のメンバーで一番強い馬。馬具の効果もあり折り合いはちゃんとつくようになっていて、不安要素は外枠に入ったことのみ。確かに外枠はかなり厳しいが、先行してスムーズに外から3頭目くらいの位置を取れれば勝ちが見える。

○レシステンシアは不正駈足の癖があって、最後の接戦で競り落とされてもおかしくない。今回はパドックスプリンターズSの時ほどの気配を感じられず、馬体重のこともあり状態面に怪しさを感じたので飛ぶことも考慮した馬券を組み立てた。

▲,△は直線で広がった時に真ん中より内側から差し脚を伸ばせそうな馬を中心に選択している。進路取りの都合上前が詰まったら終わりだしスムーズならチャンスがあるので選びきれなかった。

 

反省

◎メイケイエール(5着)は上位の中で唯一外を回して4着にクビ差ととても強い競馬をしていた。この馬に先着した4頭はすべて内側を上手に立ち回った馬で、1200m戦でこれだけ距離の差を被っては流石に無理だった。レース内容としては非常に良かったがあまりにも大きい枠順不利に逆らえず馬券内に届かなかったのが残念で仕方ない。

○レシステンシア(6着)は序盤で足を使いすぎて終いが甘くなるにしてもこの馬の力を考えたらもう少し着差を詰められると思うし、やはり状態が万全でなかった様子。最後はやはり不正駈足で足元がごちゃごちゃしていて接戦で怪しくなる懸念は合っていたっぽい。持っている能力が高いだけに信じきれないのは惜しい。

▲ナランフレグ(1着)は他の有力馬が良い競馬を出来なかった分で理想的な競馬が出来たこの馬が相対的に1着だったという面は強いが、近走で見せているパフォーマンスはスプリント界で最上位の力を感じるほど目を見張るもの。イン突きが嵌まるかがかなり博打の要素が強かったので信じ切れなかった。

▲トゥラヴェスーラ(4着)は序盤から前に馬が固まる中で空いた内に潜り込むことができ、前が詰まることを恐れず内に拘った騎乗の賜物。ほとんど完璧に乗っての結果なので少なくとも勝ち馬の方が一枚上手だったよう。

▲ダイアトニック(14着)は返し馬で恫喝されて気を悪くしてしまったという話を見た。スタートも大きく出遅れてレースに参加できていなかったし今回は度外視で良い。かわいそう。

2着ロータスランドは1200m適性が不明なのと単純に印を打った馬に力で劣っていると思っていた。後ろからなかなかいい足で差していて、道悪が上手で1200mも適性距離だったよう。何気に京都牝馬Sも良い時計だったのでスプリント路線でこれまでのマイル以上のパフォーマンスが見られる可能性は高い。今の自分はこういう適性を見抜く手段を持っていないので買えなかった。

3着キルロードはハイペースを前から行く展開が非常に得意な馬。持ち時計が足りていないのは事実なので、道悪とハイペースが味方してスピードが足りないこの馬でも適性がばっちりハマって好走出来た形。総合力で何枚も見劣りするこの馬を今回狙うのは無理。今後の狙いどころも今回と似たようなハイペースかつ時計のかかる条件だが、実際それでも買ったほうがいいかよくわからない。

団子で入線した上位4頭が全部内寄りを通った馬で上位入線馬のレース運びの読みは正しかった。道中の隊列次第で全く違った結果になるレースだと思う。

買い方はかなり手広くなってしまったが、レシステンシアが飛ぶ想定をするなどそこそこ荒れる気配を感じたのと立ち回り次第なことも合っていたので手広く買ったこと自体は悪くなかった。この程度に信用していないレシステンシアに資金を半分以上を配分したのもちょっと怪しいのでワイドなら完全に切ってしまう選択肢もあったし、今思うと◎の展開不利も把握していたので▲のワイドボックスくらいは持っておいた方が良かったかも。

3/19,20,21の重賞振り返りはお休みします

記事に追われて4重賞の予想に十分な時間を確保できず負のスパイラルに陥っている自覚があるので今週は書きたい分だけ書きます。今週ですらこの様だったのに月曜開催まで見直した後に来週のG1含む4重賞の予想を片付けるのは無理。

 

3/19

ファルコンステークス 中京1400m芝 曇・稍重

 

予想

◎トウシンマカオ 

○デヴィルズマーブル 

ティーガーデン 

消し 3,4,7,9,12,14

 

カジュフェイスがハイペースで引っ張るレース。まだ馬場が綺麗な中京コースなので、真ん中より後ろはほぼ届かないものとしてハイペースを前から行ける馬を中心に選ぶ。

 

◎トウシンマカオはペースが流れた朝日杯で6着まで粘っており、ここは展開が向かないことを考慮しても地力の高さを評価して本命。朝日杯はかなりレベルが高いレースだと見ている。

 

2番人気プルパレイは前走と同じ最後方で足を溜めて末脚にかける競馬は届かないだろうし前に行く競馬では良い結果を残せていない。最内枠ということもあり中団で足を溜めて馬群の間を抜けてくるという器用な競馬をすることが求められているが、ここまでの実績でそのような競馬をしたことはないので今回は外した。

 

反省

◎トウシンマカオ(5着)は直線で包まれて進路をなくす最悪の競馬。前の馬が厳しいレースでこの馬も脚色はやや鈍かったようにも見えるが、競馬になっていないので真相はわからないし今回の内容は度外視して良い。

1着プルパレイは好走に要求される条件を全てクリアして勝ち切った。脚質転換に成功している

3着オタルエバーはスローから前で粘った実績しかないので消し評価としていた。今回は中団後方から差す競馬で新味を見せた。

総じて素材の良い馬が初めての戦法で展開に適応してくるレースだった。3歳馬戦は展開読みと経験値を基準に予想しても上手くいっていないことが多いので評価軸を変えたほうがいいっぽい。

 

3/20

阪神大賞典 阪神3000m芝 曇・良

 

予想

◎ディープボンド

○トーセンカンビーナ

▲ユーキャンスマイル

▲アイアンバローズ

△シルヴァーソニック

△キングオブドラゴン

マカオンドール

消し 印以外

 

展開は3コーナー付近からロングスパートが始まりコーナーでの機動力が求められるのでコース実績を重視。ディープボンドの早仕掛けにより前はやや苦しくなる予想。

○トーセンカンビーナはダイヤモンドSが似たような展開で追い込みが成立しているのでここでも期待。

 

馬券はトーセンカンビーナとユーキャンスマイルへのワイドと◎-○-印,◎-印-○の3連単

 

反省

前が意外と頑張ったのかディープボンド以外の後ろが全く来なかった。過去レースと比べても今回は強い馬が前に偏っているわけで、後ろ有利と決めた根拠が乏しかったし展開利だけで決め打ちしたのがかなり悪かった。

買い方は前残りの展開も考慮してアイアンバローズからも買おうとしたが良い買い目が見つからず。結果的には◎-○▲-印の3連単なら的中していたが後方有利な場合の2着当てに自信がなかったし、この形で検討していた3連複はほぼ配当がつかなくて買えなかった。◎を1着固定にしたかったので珍しく3連単に手を出してみたが、この券種で展開ビタ当てまでは難易度が高すぎるのでもう少しファジーに組み立てたほうが良さそう。実際印だけ見れば今回は当たっていてよいはずで、自分の買った馬券が予想をそのまま反映しているものだったとは思えない。予想を形にすることの難しさ。

 

スプリングステークス 中山1800m芝 曇・稍重

真面目に予想していないので振り返りなし。

 

3/21

フラワーカップ 中山1800m芝 晴・良

真面目に予想していないので振り返りなし。